偶然ですが、本著の中にブログのタイトルの
一部になっている「迷宮(メイズ)」が出てきました。
私は、迷宮を英語のlabyrinth(ラビリンス)の訳語と
して使っていました。本著ではmaize(メイズ)は迷宮
で、ラビリンスを迷路の訳語にしています。
本著には、渦巻き状の迷路(ラビリンス)の写真が掲載
されています。
迷宮(メイズ)とは区分けされた複雑な道や
廊下などの連なりのことで、ほとんどの
通路が行き止まりになっている。中に入っ
たら、脱出することが目的なる――それも
できるだけ早く。
一方、迷路(ラビリンス)は、渦巻き状の道
を歩くためのものだ。そこに足を踏み入れ
た人の最終目的は、道に沿って中央を進み、
そこで止まって回れ右して、また戻ってく
ることである。ずっと自分のペースで歩い
てかまわない。
(P.331)
(067ー1-0-000-118)
迷宮は解決するための分析パズルだが、迷路
は動く瞑想だ。
迷宮では方向感覚が失われるが、迷路は中央
に向かっている。
迷路では道に迷うが、迷路では自分を失う
ことがある。
迷宮は左脳を働かせ、迷路は右脳を開放する。
(P.331)
(068-1-0-000-119)
「情報の時代」から「コンセプトの時代」へ
移行し、「左脳主導思考」から「右脳主導思考」
への一つへと視野を変え、論理や分析を好む
傾向に、芸術や情緒的能力をつけ加えるのは
簡単なことではないだろう。
(P.336)
(069-1-0-000-120)
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