『チャイナ・インパクト』(4) 新・大前研一名言集(31) | 藤巻隆(ふじまき・たかし)オフィシャルブログ

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『チャイナ・インパクト』(4)

 
『チャイナ・インパクト』(初版 2002年3月29日 講談社)は、
中国を正しく理解するための視点を提供してくれる本です。
中国関係では、この本を含めた3部作(『中国シフト』
『中華連邦』)は必読書です。




「間接業務のユニクロ化」とは、バックルームと呼ばれる間接業務のうち、比較的労働集約型で付加価値の低い業務を、人件費の安い海外にアウトソーシングするという発想である。日本語データベースの入力作業や、顧客の問い合わせを受け付けるコールセンターなどがよい例だ。

              今日の名言 1 〈91〉




ホワイトカラーに限って言えば、中国でも人件費はどんどん上がっている。優秀なスタッフはいわゆるアメリカ帰りだったり、外資系企業との引き抜き合戦があったりして、国際的な時価に近づいているのだ。私もマッキンゼー時代にそういう人材を随分採用したが、すぐに国際的な相場に上がってしまった。

              今日の名言 2 〈92〉




ヨーロッパは今、中国をアメリカへの対抗軸として、地政学的に取り込もうとしている。実際、ヨーロッパのトップと中国のトップは、非常に頻繁に交流するようになっている。

              今日の名言 3 〈93〉





コールセンターについて、あまり知られていない事実があります。

コールセンターを沖縄や北海道に設置し、日本語に堪能な
中国人を雇っているのです。

中国本土にコールセンターを設置している企業もあるようです。

私が体験したことですが、サポートセンターへ電話したら、
電話に出たオペレーターの女性の話し方に、何か違和感を
感じました。

訛りというよりも、ほんの少しですが「外国人の話し方だな」
と感じられたのです。電話であったので、より鮮明に伝わった
のかもしれません。声だけから判断するからです。

フェイスツーフェイスであれば、すぐに分かることです。

そうは言っても、きちんとした対応をしていましたし、
こちらの質問内容を十分に理解し、担当者につないで
くれました。

きちんとした社員教育がされている、と思いました。

こんなところにもアウトソーシングが進んでいるのか、
と納得しました。






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