『チャイナ・インパクト』(初版 2002年3月29日 講談社)は、
中国を正しく理解するための視点を提供してくれる本です。
中国関係では、この本を含めた3部作(『中国シフト』
『中華連邦』)は必読書です。
今日の名言 1 〈88〉中国では言語、文化、交通によってメガリージョンができあがり、1つの経済単位となっている。ここが特異な点だ。また、中国のメガリージョンは、およそ1億人規模の人口単位になる。ヨーロッパの人口がおよそ2億5000万人だから、ヨーロッパ全体は中国のメガリージョン2つか3つぶんの大きさでしかない。
今日の名言 2 〈89〉日本がなぜダメになったかといったら、200万人都市、つまり名古屋クラスの都市がこの20年でいくつできたか考えればわかる。100万人都市1つできていないのだ。
北九州市が5市合併で100万人都市の仲間入りをしたくらいである。
今日の名言 3 〈90〉現在の大連は、建物も美しく清潔で、歩道には塵一つ落ちていないほどだ。自動車が走り出す前のパリを彷彿とさせる街並み、ハイレベルなホテル、交通手段そしてレストランがある。大連にはまた、国家級ハイテク開発区として高新技術開発区というハイテク・インダストリアルパークが3ヵ所、そして10数の大学や研究所がある。1万2000の外資系企業が集まり、うち4000社が日本の企業だ。
大前さんの著書に、『地域国家論』があります。
英語のリージョンステートは地域国家です。
大前さんは、地域国家、つまり、100万人~200万人
都市を1単位と捉え、市町村の統廃合を行うべきだ、
と主張しています。
「道州制」にもつながる考え方です。
「道州制」を再度施行すべき、と最初に提唱したのは、
大前さんでした。
日本維新の会の共同代表で、大阪市長の橋下徹さんに、
橋下さんが大阪府知事時代からアドバイスしてきたのは、
大前さんです。
大前さんが都知事選に出馬する以前から、
「平成維新の会」を立ち上げていました。
「維新の会」の名称使用について、橋下さんは
大前さんに相談し、許諾を得ています。
「平成維新の会」は、与野党を問わず、衆参両院議員に
政策提言を行う団体でした。
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