『チャイナ・インパクト』(2) 新・大前研一名言集(29) | 藤巻隆(ふじまき・たかし)オフィシャルブログ

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『チャイナ・インパクト』(2)


『チャイナ・インパクト』(初版 2002年3月29日 講談社)は、
中国を正しく理解するための視点を提供してくれる本です。
中国関係では、この本を含めた3部作(『中国シフト』
『中華連邦』)は必読書です。




中国は今、まったく新しいタイプの国家に生まれ変わろうとしている。それは、経済的には並はずれた競争力を備え、政治的にも安定し、社会的不穏に直面しても揺らぐことのない国である。そして、将来は、政治・経済の両面で、アメリカ以外のどの国よりも優位に立つ国家になるはずだ。

              今日の名言 1 〈85〉




中国の繁栄を疑う人間は、珠江デルタに台湾や日本から5万社も進出しているという、この重みをまったく理解していない。珠江デルタの中で部品がすべて揃うのである。これは世界史上最大の産業集積地だ。

              今日の名言 2 〈86〉




ネットワークというのは、それを構成する個々の要素が自立していながら、それぞれがつながっている概念をいう。互いに競い合う一方で、情報や資源が自由にやり取りされる。だから一つの要素が行き詰まっても、他の要素が伸びてくる可能性がある。例えばテキサスの経済が行き詰まっても、ニューヨークやシリコンバレーが爆発的に伸びることもある。すべての要素がいっぺんにダメになるということはまずないのだ。

              今日の名言 3 〈87〉




中国は、台湾を中国の一部と表向きは表明しています。
ところが、台湾の民間企業が多数中国に進出し、
事実上のパートナーとしてWIN-WINの関係になっています。

大前さんは、この関係を「三通」と述べています。
つまり、通信、通商、通航で三通です。

大前さんは、台湾についてこのようにも説明しています。
「英語、中国語(北京語)、日本語の3カ国語を話せる
経営者がいるは、台湾だけである」。







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