バックナンバー(26)
ここに掲載しているのは、管理人・藤巻隆が
携帯サイトで運営していた時のコンテンツです。
2007年1月8日号からスタートしています。
1カ月分毎にまとめてあります。
● 2009.2.23
(No.4)<109>
個人消費が日本を救う
川野 幸夫(かわの・ゆきお)氏[ヤオコー会長]
パート個々人の持つ潜在的な能力は、よそのスーパーのパートとそんなに変わるわけじゃない。
それなのに、私たちの店のパートはどうしてあんなに頑張ってくれるのか。
それは、我々が私たちのパートは日本一だと思っているからなんです。
パートを多くの企業がコストと見ていますね。
時給が安いから働いてもらっているんだと。
確かに、私たちにしても、パートの給料は正社員より安い。
けれども、その給料の安いパートがいないと企業として成り立たないのは事実なんです。
● 2009.2.16
(No.3)<108>
顧客目線で旅心に訴え
平林 朗(ひらばやし・あきら)氏[エイチ・アイ・エス社長]
日本のサービス業は、世界で必ず勝てると私は思います。
HISの場合、その時に強みとなるのは社員の平均年齢が29.6歳という若さです。
澤田秀雄会長がHISを起業したのは1980年、29歳の時でした。
その時代は航空運賃が高く、今より随分と円安だったので、若者が海外に行くのは難しかった。
それに比べて今の30歳は海外旅行に対して何も抵抗感がない。
若い人には現地の文化を吸収し、現地の社員と融合する能力がある。
実はこのことが旅行業にはとても重要です。
本当に心に残る旅とは宗教、お祭り、食事など現地の文化、習慣との関わりが欠かせないからです。
若手社員には積極的に海外に赴いて先行者利益を取ってくるフロンティア精神を持ってもらいたい。
● 2009.2.9
(No.2)<107>
“保険島”の発想は捨てる
隅 修三(すみ・しゅうぞう)氏[東京海上ホールディングス社長]
保険はリスクをどう分散し、ヘッジ(回避)していくかを考えるビジネスです。
そのためには、体を張ってリスクそのものに切り込んでいかなくてはなりません。
しかも、現在では災害などの伝統的なリスクだけではなく、災害によって工場が止まった場合の経営リスクまで見ていく必要があります。
企業の経営リスクそのものまで踏み込み、金融技術も含めた様々な手段で回避していきます。
その手段を企業と膝を詰めて相談しながら、リスクを切り分けていく。
そこにはやりがいを感じますね。
● 2009.2.2
(No.1)<106>
不況期こそ次の一手
森 雅彦(もり・まさひこ)氏[森精機製作所社長]
働きたくても働けない人に対する保障など、日本に合った最適なセーフティネットのあり方を議論していくべきだと思います。
日本企業では多くの場合、新入社員の賃金とCEOの給料が20倍の範囲に収まっています。
この上限を法制化しつつ、最低賃金の保障を義務づけるようなことも必要かもしれません。
いずれにせよ、会社の競争力を保ったまま従業員のモチベーションを維持できる仕組みが求められています。
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