バックナンバー(23)
ここに掲載しているのは、管理人・藤巻隆が
携帯サイトで運営していた時のコンテンツです。
2007年1月8日号からスタートしています。
1カ月分毎にまとめてあります。
● 2008.11.24
(No.4)<97>
職人意識で欲に克て
ポール 与那嶺(ぽーる・よなみね)氏[日立コンサルティング社長]
コンサルは本来、顧客の価値向上を目的にしないといけません。
我々は顧客が抱える戦略や課題をベースに業務に落とし込み、改善を促します。
業務改善の場合、ほぼすべてが情報システムの改善が絡むので、システム開発を含むトータルのコンサルになります。
日本の企業は非常に勉強熱心で、素晴らしい戦略を持っている。
だが、どう実行するかで苦しんでいるのです。
それには縦割り組織や社内の人間関係、時間不足などの原因があり得ます。
しかし、社内で一時的に増員して対処すると業務効率が悪くなるし、大胆な社内改革に踏み込むと気分を害する人が出ることもあるので、コンサルを活用することが得策になってくるのです。
● 2008.11.17
(No.3)<96>
車販売、生活提案に道
天野 洋一(あまの・よういち)氏[日本自動車販売協会連合会会長]
我々はお客様の「歴史」を知っているから、「お客様は半年前から9000km走っていますから、オイル交換をお勧めします」と言うと説得力がある。
これが販社の強みなんですが、活用されてないのが実態です。
車検や保険の満期というピンポイントはもちろん、カーライフ全体を通して、いろんな提案ができるはず。
それができれば、最初に申し上げたように、「衝動の商売」から「納得してもらう商売」への転換につながると思います。
● 2008.11.10
(No.2)<95>
不況に耐え次の一手を
稲盛 和夫(いなもり・かずお)氏[京セラ名誉会長]
馬 雲(ジャック・マー)氏[アリババ会長兼CEO(最高経営責任者)]
(稲盛氏)日本の古い言葉で「言霊」というように、言葉に魂を込めなければならない。「自分はこうでなければならんと思う」ということを、信念を持って、言葉に魂を込めて話す。そうしなければ心に響かないし、人は動きません。私は若い頃からそう考えて行動してきました。
しゃらしゃらと軽い話をするリーダーは嫌いです。訥弁で構わないから、言葉に魂を込めて訴える。今のような厳しい経営環境の時こそ、自分が話すことに対して責任を持つ。命と魂を込めて訴えていくことがとても重要なのです。
(馬氏)今、経営者として最も関心を寄せているのは、人間そのものについてです。人間とは、企業とは、何のために存在しているのか、社会に対してどのように貢献すべきなのか。今日の対談を通じて、稲盛さんの経営哲学から多くのことを学び、人間の本質に対する探究心がさらに深まりました。
現在の金融危機は、中日の経営者が民間交流を深める1つのチャンスだと思います。中日の経済は、ともに米国に大きく依存してきましたが、中日間の交流はこれまで不足していたと思います。共通の困難に直面する今だからこそ、両国の企業人が相互理解を深め、一緒に未来を切り開く良い機会ではないでしょうか。
● 2008.11.3
(No.1)<94>
「地産外商」に勝機あり
新浪 剛史(にいなみ・たけし)氏[ローソン社長]
首都圏は我々にとって大変重要なのに、まだ根づいていないんです。
エーエム・ピーエムは「首都圏コンビニ」。
我々の弱みを補完する機能があります。
そういう意味では、エーエム・ピーエムに限らず、小さい商圏で生き抜いている中小コンビニは、我々にとっては「ああ、いいな」と。
今後、業界の再編はあるでしょうね。
商圏の重なり合いはありますが、常にきちんとマップを見ており、どれだけの重なりがあるか、ほとんど把握できていますよ。
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