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皮膚がんシリーズ2
高齢化や紫外線の影響などから? 発生率自体増えている? ここ最近、皮膚がんの患者様が多いな~という印象です
有棘細胞癌 (ゆうきゃく細胞癌)
前回お話しした基底細胞癌に次いで頻度の高い皮膚がんです。
顔
頭
高齢者の方に多く、長年日光が当たっている部位(顔面・頭・手)に好発します。
皮膚のかさつく硬い結節(隆起)が次第に大きくなって、ただれたり出血したり、カリフラワー状に増殖し角質やかさぶたが付着します。
癌の表面はもろくなっているので細菌にも感染しやすく膿が出て悪臭を放ちます
確定診断をするためには生検が必要です
生検:疑わしい病変の一部を切り取って顕微鏡で詳しく調べます。
治療は凍結療法や外科的切除です。
この癌の恐ろしい点はリンパ節へ転移する可能性があるという事です。
リンパ液の流れで他の臓器に癌は運ばれてしまいます
「治りにくい傷だな~っと思っていましたが、放置していました。」なんて言われる患者様も。
皮膚の異常を見つけたら躊躇わず、すぐ受診されることをお勧めします。
有棘細胞癌には前がん状態と言える症状がいくつかありますので、
また、ご紹介させて頂きます