こんにちは。
いつもご覧頂きありがとうございます。
今年も問診票の「ぶつぶつができています
」シーズンが始まりました。

園児の間で広がりやすい病気なので、お母さん達も「水いぼですよね?」っと来院される方も少なくありません。
伝染性軟属腫
主に子供がかかるウイルス性の皮膚感染症です。
皮膚に米粒ほどの丸いぶつぶつができるだけで、ほとんど痒みや痛みはありません。
特に治療をしなくても、自然治癒する病気です。
自然治癒にかかる期間は個人差があるようですが、6ヶ月から3年程度で抗体ができて治るようです

私の息子も年長さんの時に半年ぐらい経過した時点で急に消えてしまった事を覚えています

幼稚園児から小学校低学年で発症することが多く、感染経路は接触感染。
直接触れなくても、水いぼに触れたタオルや衣服から感染が広まります。
学校保健法によれば登校停止やプール禁止ではないようですが、それぞれの保育園や幼稚園によっては感染源となる浮き輪・ビート板や遊具の使用を禁止していたりするようです。
傾向的に数個であれば治してしまいたい。
数十個と全身に広がってしまった場合は、治療にストレスが伴いますので自然治癒を選択されるお母さんもいらっしゃいます。
通われている園の方針を確認されてから治療方針を決められる事をお勧めします

治療は水いぼ専用のピンセットで、根元からつまんで白い塊を出します。
痛みを伴いますので、事前に麻酔テープを患部に貼ってから行います。
痛みはほぼ無いと考えられますが、ベットに横になるだけでお子様にとっては怖いものですよね

できるだけお子様の負担を考慮しながら、素早く安全にを心掛けております。
次々と全身に広がり、兄弟間で見事に感染する水いぼ

短期間で治癒を目指すなら、早期発見・早期治療がカギです

入浴時などに全身の観察を忘れずに、もしかしてこれは??っと思われたら早めの受診をお勧めします。