先日、また小説を読んだのでご紹介したいと思います。

今、若い方の間で人気の作家さん、

山田悠介さんの『名のないシシャ』という作品になります。

山田さんの作品は割と不条理且つ理不尽な道理で

主人公が殺し合いとかのゲームに参加させられる設定のものが多く、

一昔前なら問題になりそうな内容のものが多いのですが、

どの作品もストーリーが非常にスピーディーで、

目まぐるしく移り変わる展開には目が離せなくなります。

しかし、今回の作品は生命の尊さや生きる意味などを

読者へ訴えかけているような作品で、読んだあと何だかホッとします。

この小説の主人公は“使者”という役割を担っており、

人間に自分の持っている時間(寿命)を分け与えることの出来る能力があります。

使者は全員子供の姿をしており、人間ではないため歳を取りません。

勿論、血も骨も存在しないので死ぬこともありません。

ただ、自分の持っている時間を全て人間に分け与えた時には

消滅してしまいます。

人間よりも遥かに長く生きていく中で、彼ら“使者”は人間に対し、

様々な想いを抱きます。

殆どが人間の醜い部分ばかりを見せられてきた中で、

稀に美しい心を持つ人間に出会います。

この人間にならば自分の時間を分け与えてもいいと思うほどの人間に…。

そんな中で様々な事件が起こるのですが、

続きは実際に読んでみるといいと思います。

最近、読みたい小説がないという方、

あまり読む時間が取れないという方には、

読みやすくて楽しめる作品だと思います。

気になった方は是非読んでみて下さい♪

それでは、また面白い作品があったらご紹介します(^-^)/