番外

潜水橋 File.018

緒方川の沈み橋

東仙寺橋

(とうせんじはし)

[馬場沈み橋]

大分県豊後大野市緒方町馬場

 

緒方川に架かる沈み橋(潜水橋)

橋名:東仙寺橋(とうせんじはし)

架設:1951年(昭和26年)

   1992年(平成4年)流失後、竣工

           1993年(平成5年)台風13号の洪水被害で流失、この時に下流側に架かる石橋5連アーチ橋鳴瀧橋も大幅に毀損しましたが、翌年修復が完了しています。

   1994年(平成6年)8月に現橋が竣工

橋長:不明

幅員:不明

管理:緒方町

施工:ピーシー橋梁株式会社

道示:1990二等橋

型式:プレテンション方式 RC造3径間桁橋

 

 竣工後、二度流失していますが、現橋は1994年(平成6年)8月に架橋された橋です。橋名は緒方川沿いに東仙寺という寺があったことに由来しますが、天正年間の島津大友戦争の戦死者を供養するため建てられていたそうです。現在は国道脇に五輪塔の地輪と思しき物が残り、台座には元亨2年(1322年)の銘があり、12名の芳名が刻まれています。緒方盆地全面が水田化する以前の遺物になります。ちょうど沈み橋の左岸上の国道対岸に遺物はあります。

 

訪問日:2024年12月1日(日曜日)

 

東仙寺橋

(※上記3枚の写真は2024年8月9日(金)撮影)

 

東仙寺供養塔

1322年(元亨2年)

 

 福岡からの帰り、まだ明るかったので気になっていた国道脇に残された五輪塔の地輪と思しき物が祀られた東仙寺供養塔を撮影して来ました。台座には元亨2年(1322年)の銘があり、12名のご芳名が刻まれています。

 前回撮り損ねていたので、寄りたいと思っていましたが、東仙寺橋の測量する事を忘れてしまいました。また国道502号線はよく利用するので、訪れたいと思います。

 

東仙寺供養塔

 

東仙寺供養塔

 

 台座から読み取れば1322年(元亨2年)の銘があるので702年前の物になります。

 

東仙寺供養塔の碑

 

東仙寺供養塔

 

Map

 

東仙寺供養塔