🔸🔸🔸🔸🔸今週は映画WEEK第1弾🔸🔸🔸🔸🔸

愛したのは同じ ”一人の男”

妹はただ王を愛し、姉は王妃という地位を望んだ。

ブーリン家の姉妹

THE OTHER BOLEYN GIRL

2008年/アメリカ=イギリス合作

上映時間115分

 

 

スタッフ

 

原作:フィリッパ・グレゴリー

制作:アリソン・ウォーレン

監督:ジャスティン・チャドウィック

脚本:ピーター・モーガン

衣装:サンディ・パウエル

音楽:ポール・カンテロン

撮影:キーラン・マクギガン

 

キャスト

 

アン・ブーリン:ナタリー・ポートマン

 

メアリー・ブーリン:スカーレット・ヨハンソン

 

ヘンリー8世:エリック・バナ

ジョージ・ブーリン:ジム・スタージェス

トマス・ブーリン卿:マーク・ライランス

レディ・エリザベス・ブーリン:クリスティン・スコット・トーマス

ノーフォーク公爵:デヴィッド・モリッシー

ヘンリー・パーシー:オリヴァー・コールマン

キャサリン・オブ・アラゴン:アナ・トレント

 

 最初、王に愛されたのは妹メアリー、でも王妃になったのは姉のアンだった。

 世界を変えた美しくも哀しい運命の恋の物語。

 

ストーリー

 

 16世紀のイギリス。女の子しかもうける事が出来なかったヘンリー8世(エリック・バナ)は世継ぎの男の子を産むための愛人を探していた。

 

 新興貴族のブーリン卿(マーク・ライランス)は一族のさらなる権力と富を得るため、自慢の娘アン(ナタリー・ポートマン)を差し出す。

 

 

 

 しかし、王が見初めたのは清純で心優しい妹のメアリー(スカーレット・ヨハンソン)だった。

 

 

 メアリーは姉のアンより先に結婚したばかりだったが、夫と共に王の愛人になるべく宮廷に出向いた。結婚も愛人という立場も妹に奪われたアンだった。

 

 

 田舎娘であったメアリーは宮中での生活に、何も興味を抱かなかった。姉のアンは王のヘンリーに拒絶され深く傷ついていた。また、妹への強い嫉妬心を湧き上がらせていたが、平静を装っていた。

 

 

 アンは自らの力で幸せを掴むためイングランドで最も裕福な領主ノーサン・バランド公爵(オリヴァー・コールマン)と結婚するが、当時は貴族間の結婚は王に決定権があり、勝手な結婚は赦されていなかった。

 

 妹のメアリーはその事を心配して家族に告げると、両親はアンのスキャンダルが露見する前にアンを宮中から追放して、フランスに送った。

 その後、メアリーはヘンリーの優しさや気遣いに触れながら今までにない愛情を感じ、子供を身ごもった。父親は公爵に、弟は子爵に取り立てられます。

 

 その後、体調を崩してしまったメアリーにヘンリー王は次第に興味を失っていく。ブーリン家は王を繋ぎ止めるため、フランスに追いやられたアンを呼び戻す事にした。

 

 

 フランスから戻ったアンは、洗練された身のこなしや美しさに宮廷中を魅了する。ヘンリー王はそんな彼女に夢中になるが、妹のお腹には王の子がいるとアンは拒絶し続けた。メアリーは無事に男の子を産むが、愛人の子は男の子であれ庶子に変わりない。アンは自分が息子を産むなら私生児にはしないと王妃になるべく計画を立てる。

 

 ヘンリー王の子を身ごもったアンは結婚して、イングランド王妃の座に上りつめたかに見えた。

 しかし二人の再婚は宮廷のスキャンダルになる。世継ぎが生まれればこの屈辱と危機から逃れられると信じていたが・・・。

 最初の子が女の子で、さらに二人目は流産してしまう。

 

 王の忍耐も限界に達し、不貞と近親相姦の反逆罪に問われたアンは死刑を宣告される。

 

 宮廷内で繰り広げられる策略と運命の悪戯、二人の姉妹だけでなく世界の歴史さえ変えてしまった。

 

ナタリー・ポートマン X スカーレット・ヨハンソン

夢の競演が実現 !!

 

パンフレット

 

 

後日談

 

 ヘンリー王とアンの間に生まれた女の子は、後のエリザベス1世になりイングランドを45年間統治し、黄金時代ゴールデン・エイジをもたらした。

 

(※写真はパンフレットから引用)