山ノ口隧道

(やまのくちずいどう)

大分県豊後大野市緒方町

延長:143.00m

幅員:最大4.20m

竣工:1924年(大正12年)

 

 今回一番楽しみにしていた隧道です。水溜りが有るかも・・・と言われていたので、隧道手前に車を止めて、ヘルメットを被り長靴に履き替えて懐中電灯持参で潜り込みました。出雲社への旧道と思われる方が多いですが、その下を隧道は抜けています。奥にある富士緒井路第一発電所・富士緒井路第一発電所上部調整池へ行くために造られた隧道のようです。

 この「山ノ口トンネル」は豊後大野市の管理する「トンネル長寿命化修繕計画」(令和5年)の対象になっています。

 

訪問日:2023年12月1日(金曜日)

 

 

檻が仕掛けて有りました。

 

 

何か鬱蒼としています。まぁ轍が残っているので・・・。現役ですかね。

 

山ノ口隧道

 

山ノ口隧道

 

山ノ口隧道

 

 切石積みの欠円ポータルです。現役トンネルなので、内部には照明が点いています。懐中電灯は不要のようです。

 

山ノ口隧道

 

何か扁額のような・・・

 

 

「大正十二年成」と彫られています。ということは1923年竣工みたいです。

 

ここからは順に奥に進んで行きますので、しばらくお付き合いください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

途中はモルタル吹き付けです。

 

 

 

 

 

漏水しています。

 

 

 

 

 

 

 この先に富士緒井路第一発電所・富士緒井路第一発電所上部調整池がありますが、ここから引き返します。

 

 

西側のポータルはコンクリートで修復されています。

 

 

 

 

隧道名の扁額が有ったのかも知れませんが、修復されているので見当たりません。

 

 

 

見る方向が変わると光景も違って見えるので、撮影しながら戻ります。

 

 

コンクリート造の矢板工法で修復されていますが、以前は切石積みだったと思われます。

 

 

 

モルタル吹き付けされていますが、こちら側からの方が素掘り感が凄いですね。

 

 

山ノ口隧道

 

 東口に戻って来ました。トンネルの往復にお付き合いいただきありがとうございます。まぁ現役のトンネルなので・・・。(笑)

 

Map

 

山ノ口隧道