旧浦代隧道①

(きゅううらしろずいどう)

大分県佐伯市米水津大字浦代浦

 

1908年(明治41年)着手  -  1910年(明治43年)竣工

 

 県道501号線に悲願の新浦代トンネルが1969年(昭和44年)10月23日に完成するまで木立と浦代間の主要道路だった山越えの頂上付近に残る隧道です。かなり狭い道路が斜面をトラバースして続いています。現県道の「新浦代トンネル」より標高は約50m高い位置になります。以前の写真を見せてもらいましたが、小型バスも運行していたみたいです。離合大丈夫だったのでしょうか? 急斜面が多いため車の押し役が2人同乗していたそうです。

 

訪問日:2023年11月17日(金曜日)

 

県道501号線

 

 左側が旧道入口です。リュックにペットボトルと飴、懐中電灯2灯、蛍光スティック数本を入れてヘルメットと長靴を持参して登ります。この県道の先が新浦代トンネル(全長603m)になります。

 

 

入口付近

 

10年前ぐらいは軽トラだったら走れたそうです。

 

 

早速、嫌な光景が目に入ってきました。

 

不法投棄です。

 

今はここまで車では来れないので、以前に投棄されたようです。

 

 

 こういったコンクリートで道路が拡張された場所がありますが、全て壊れて崩落していました。

 

 

 

 

この辺りはまだ県道が眼下に見えていました。

 

 

廃道になって半世紀経つのですが、意外と道路はきれいです。

 

おっと かなりの斜面だ〜〜〜

 

 

 

 

 

 

 

 

ところどころに側石がわりの蒲鉾石が置いてありました。

 

 

かなり藪っている場所もあるかと思ったのですが・・・

ちょっと期待外れかな!

 

 

ここもコンクリート橋が崩落しています。

 

 

 

 

山側からの谷水の流れ込む場所は小石が道路に散乱してます。

 

 

落石がゴロゴロしています。

 

 

ここには倒木が道を塞いでいますが、廃道なので問題ないか!(笑)

 

相当登って来ました。

 

 

道路の抉れている場所も多いです。

 

 

 

何か真っ直ぐな木が3本あるなぁ〜 と思ったらコンクリート製の電柱でした。

 

 

 

 

いや〜 この調子だと頂上まで歩く事になりそうです。

 

 

この辺りはかなり足場が悪い

 

 

おっ! 何か見えてきたぞ!

 

ポータルが確認出来ました。

一気に疲れがぶっ飛びますね!

 

旧浦代隧道に到着です。

 

まずは、ここでコーヒーブレイクです。

飴ではなくチョコが良かったかな!(笑笑)

 

休憩後はヘルメットを被り、長靴に履き替えていよいよ潜り込みます。

 

旧浦代隧道②へ続く

 

Map

 

旧浦代隧道