三番滝製錬所跡
(さんばんたきせいれんじょあと)
鹿児島県薩摩郡さつま町
1904年(明治37年)に造られた搗鉱所は、1926年(大正15年)2月13日の火災により焼失してしまいました。
胡麻目抗から搬出された鉱車を反転して落とした鉱石を大割小割の砕石機でバラス状にし、ベルトコンベアで貯鉱所へ運び、大型のボールミルで泥状にし、泥水と水銀を塗った亜鉛板に流し込み金を水銀に吸着させて採金したものを分析所で金塊にしていました。
ここには、鍛冶屋、鋳物工場、木工場、製材所、分析所、変電所、化成工場などもあったそうです。
(※内容はさつま町HPから引用)
石橋散策絡みで2013〜14年頃、さつま町は幾度となく訪れました。この永野金山産業遺跡群も一緒に周ったのですが、データが消失しているようです。辛うじてこの三番滝製錬所跡のデータを見つけたのですが、紹介は当時してなかったようです。10年を経ての紹介になりました。年明けに重点的にさつま町は再訪したいと思っています。
訪問日:2013年11月30日(土曜日)
三番滝製錬所跡
三番滝製錬所跡
三番滝製錬所跡
三番滝製錬所跡
三番滝製錬所跡
三番滝製錬所跡
三番滝製錬所跡
三番滝製錬所跡
三番滝製錬所跡
三番滝製錬所跡
永野金山産業遺跡群
永野金山は、1640年(寛永17年)に発見されてから島津藩の屋台骨として盛衰を経て、1953年(昭和28年)の閉山まで300年余りにわたり金を算出してきました。
胡麻目坑口
金山分校跡
トロッコ道鉄橋橋脚
胡麻目坑口から三番滝製錬所までレールを敷設し、鉱車が通っていた。この間にある二つの川に高い橋が架かっていました。
この九郎太郎川の橋脚は高さ24メートルで切石積みであり、最初は木橋だったそうですが、1914年(大正3年)に鉄橋に架け替えられました。閉山後は解体されたが、橋脚の石組は残っています。