0604   再訪

忠元水路太鼓橋(ただもとすいろたいこばし)

鹿児島県伊佐市大口大田

 

牛尾川に架かる水路橋

橋長:約12.0m

橋幅:6.00m

径間:8.50m

拱矢:約6.00m

架橋:明治期と推測

石工:不明

型式:単眼アーチ橋 壁石:乱積み

 

 明治30年代、羽月川から牛尾川(山下井堰)を抜け、この大田地区まで用水路が完成しました。その水路橋として「忠元水路太鼓橋」が造られました。近くに鉱毒除害工事の碑が立っています。石工名として山田 氏の名が読み取れますが、この方がこの太鼓橋に関わったかは不明です。

 2015年1月以来の再訪です。当時は水位もあってアーチ下を覗き込むのに苦労しましたが、この日は水位が下がっていて、意外と深かった事を知りました。川に入らなくて良かった。(笑)

 左岸の上流側壁石が崩落していました。水路は現役です。

 

訪問日:2023年3月6日(月曜日)

 

忠元水路太鼓橋

 

 

 

 

 

忠元水路太鼓橋

 

壁石が崩落しています。

 

 

牛尾川 下流側

 

 

 

忠元水路太鼓橋

 

 

忠元水路太鼓橋

 

左岸

 

 

右岸

 

拱頂部

 

 

牛尾川 上流側

 

 

 

 

 

忠元水路太鼓橋

 

忠元水路太鼓橋 橋上

 

 

鑛毒除外工事
明治丗四年八月 起工 明治丗五年三月 竣工

工事関係者
大田村長 平井

監督 種子島、仝 新園
石工 山田

土方 宮脇、仝 田之上

 

※名前も刻まれていますが、解読出来ませんでした。

 

 石橋の傍に有るので、架橋記念碑かと思いましたが、牛尾鉱山の鉱毒除外の工事碑のようです。

 

 

昭和三年 改修工事の碑 他

刻印が浅くなっていて文字の解読が出来ませんでした。

 

※この石碑も橋関係か水路堰のものか不明です。

 

Map

 

忠元水路太鼓橋