0160 再訪

町指定有形文化財

大窪橋(おおくぼばし)

熊本県下益城郡美里町大窪

 

緑川水系津留川に架かる石橋

橋長:19.30m

橋幅:2.70m

径間:12.30m

拱矢:5.20m

橋高:6.50m

施工者:惣庄屋 篠原 善兵衛 氏

石工:新ハ(新助?)氏

架橋:1849年(嘉永2年)4月

型式:単眼アーチ橋 壁石:乱積み

指定:1968年(昭和43年)町指定有形文化財に指定

 

 ここは今回は予定外でしたが、美里町に来て大好きな馬門橋にも寄らなかったので、さすがにここは押さえておこうと急遽寄りました。田園風景に溶け込んだ中国風の太鼓橋、ここも大好きです。いつ来ても飽きない光景です。

 

訪問日:2022年10月2日(日曜日)

 

 

大窪橋

彼岸花は少し時期が過ぎてました。

 

大窪橋

 

=====案内看板=====

 

美里町指定文化財「大窪橋」

 

 大窪橋は嘉永二年(1849年)惣庄屋篠原善兵衛、石工新助により架橋された。

 橋長19.0米、橋巾最大2.90米 橋巾最少2.70米

一、他橋にみられない大窪橋の特徴は円の中心が常水面下であるため

両基盤の中心角が157.40度である。

二、中央高が単一拱(町内の眼鏡橋)としては平地架橋では限界のものであります。

 

平成11年11月

美里町 美里町教育委員会

(※案内看板から引用)

 

 

 

 

 

 

大窪橋

 

 

拱頂部

 

 

 

 

 

 

 

 

大窪橋

 

「一寸志錢五拾圓  傳」

 

「車通扁可ら須」

 

もう一面には、

「嘉永二年酉二年四月 庄屋 政助 村役人 素左衛門

惣庄屋 篠原善兵衛 根〆 孫作

小頭 元八  石工 新八」

 

 これから見ると霊台橋を架けた惣庄屋の篠原善兵衛氏が僅か2年後に、この橋にも関わっているのが分かります。石工の新八氏は霊台橋の石工記載は有りませんが、何らか関係していたと思われます。

 

 

 

大窪橋

 

Map

 

大窪橋