0210  再訪

市指定有形文化財

千世橋(ちよはし)[真萱橋]

大分県豊後大野市犬飼町下津尾真萱

 

宇津尾木川支流に架かる石橋

橋長:7.00m

橋幅:2.20m

径間:2.40m

拱矢:1.20m

石工:後藤 斧茂(茂兵衛) 氏 等7名

架橋:1979年(明治12年)10月

型式:単眼アーチ橋  壁石:乱積み

指定:2005年(昭和17年)3月31日 市指定有形文化財 指定

 

 2014年4月以来の再訪です。当時は国道326号線から犬飼駅方面へ入り、狭い山道を通ってこの橋に辿り着いたのですが、道路幅も無い場所でした。今回は周辺がかなり整備されていました。

 小雨も止んで、千世橋周辺も草刈りされていたので準備して川床へ下りました。

 

訪問日:2022年9月2日(金曜日)

 

現真萱橋からの千世橋

 

 

左岸からの千世橋 橋上

 

千世橋 記念碑

 

 

 

 

 

千世橋

 

 

 

 千世橋が跨ぐ宇津尾木川支流の下流側は断崖絶壁です。その先で柴北川に注いでいます。

 

 

 

 

右岸

 

 

左岸

 

 

 

千世橋 拱頂部

 

 

 

右岸からの千世橋 橋上

 

 高欄は蒲鉾石が並べられ、繋ぎ目には太柄石(だぼいし)が使われています。初代後藤郷兵衛氏が架けた「千載橋」でも輪石を繋ぐ工法として使われた技が孫(長女ウメさん夫婦の長男)の斧茂氏にも受け継がれています。見た目は切り石が不揃いですが、小ぶりで頑丈な造りになっています。人が渡るだけなら橋幅はここまで無くて良かったと思われますが、当時の主要道路だったと思われます。

 

 

千世橋

 

 ここで激しく雨が降りはじめました。この後、予定していた2基は諦めて今夜の宿泊地の別府市へ向かいます。