1685  再訪

東深倉橋(ひがしふかくらばし)

[東深倉眼鏡橋]

熊本県玉名郡和水町下津原

 

深倉川に架かる石橋

橋長:7.40m

橋幅:4.40m

径間:2.70m

拱矢:1.30m

橋高:2.70m

竣功:1921年(大正10年)3月

石工:坂梨 浅八 氏、松野 氏、原口 氏(3名共、山鹿志々岐の石工)

型式:単眼アーチ橋  壁石:布積み

 

 久米野橋から県道6号に出て下津原周りで進みます。下津原から県道194号へ、野路バス停を過ぎると深倉川に架かっています。標柱がないと橋上からは分かりませんが、不法投棄の看板は目立ちます。壁石は布積みで、道路面までかなり嵩上げされています。

 ここも2018年以来の再訪ですが、周辺がかなり藪っていました。川床は諦めようと思いましたが、折角なので準備して潜り込みました。前回は上流側に点検用の梯子が設置されていたので楽に下りれた記憶が有りましたが、草木に覆われて場所確認が出来なかったので下流側の深い藪からのアタックになりました。夏場はキツい!(笑)汗ダクです。

 

訪問日:2022年6月26日(日曜日)

 

左岸からの東深倉橋 橋上

 

右岸からの東深倉橋 橋上

 

意を決して草藪に潜り込みます。

 

深倉川 下流側

直ぐ先で菊地川本流と合流しています。

 

東深倉橋

 

 

 

 

東深倉橋

 

 今回は不法投棄が有りませんでした。前回はこの周辺はゴミの山でした。

 

 

 

 5段積みの橋台の上にアーチは組まれています。橋上までは7段積みで嵩上げされて高欄が設けられています。架橋当時から橋面がこの位置だったのかは不明です。

 

 

東深倉橋 拱頂部

 

左岸

 

右岸

 

 

 

深倉川 上流側

 

 今回は上流側からは諦めて、下りて来た藪から戻ります。凄い汗。取りあえず車に戻り、汗を拭いて水分補給です。クーラーボックスにはたっぷり飲料水を詰め込んでいます。そうそう、塩飴も欠かせないですね。

 

 少しカーエアコンでクールダウンしたところで、一気に親柱周辺の草刈りです。

 

左岸下流側の親柱

「大正十年三月架」

 

右岸下流側の親柱

「東深倉橋」

側面に

「志々岐 石工 坂梨 松野 原口」