0045  再訪

市柴橋(いちしばはし)

鹿児島県曽於市大隅町月野 市柴

 

菱田川に架かる廃石橋

橋長:34.00m

橋幅:3.30m

径間:9.20m

拱矢:5.00m

架設:1906年(明治39年)3月

石工:不明

型式:3連アーチ橋 二重アーチ 壁石:布積み 水制工

 

 二重アーチの三連で壁石は平行積みで、県道として利用されていました。川床に木橋時代の跡が残っています。(※標木案内)

 2013年10月以来の再訪です。この頃までは、廃線跡や木造駅舎を中心に散策していたのですが石造アーチに出会い散策のシフトが大きく変わった頃です。この橋も予定外に見つけたのですが、感動ものでした。今回待望の川床へ下りました。石橋散策の装備も当時は何も無かったので、今思えば川床へなんてとんでも無い話でした。今回はじっくり時間をかけての散策になりました。

 

撮影日:2022年5月24日(火曜日)

 

市柴橋

 

菱田川 上流側

 

 

 

 

左岸

 

右岸

 

市柴橋 拱頂部

 

菱田川 下流側

 

市柴橋

 

 

 

 

市柴橋 上流側の水制工(水切り加工)

上下流4箇所共、架橋当時のまま残っています。

 

市柴橋

 

右岸からの市柴橋 橋上

 

 

 県道63号線の直ぐ上流側に残されています。左岸からは旧道は藪っていて塞がっています。

 

左岸からの市柴橋 橋上

 

市柴橋 親柱

 「いち志葉はし」と刻まれています。「志」と「葉」は変体仮名が使用されています。前回はこの親柱は気付きませんでした。再訪の嬉しいご褒美ですね。

 

市柴橋

 

木橋の痕跡

 

おまけ

 

 掘り起こされた芋はここで洗われているようですが、忘れられたお芋さん。大きく育っていました・・・。(笑)

 

Map

 

市柴橋