0281 再訪

故・恒吉太鼓橋(つねよしたいこばし)

鹿児島県曽於市大隅町恒吉

 

長江川(現月野川)に架かっていた石橋

橋長:15.50m

橋幅:2.80m

径間:7.50m

拱矢:4.50m

架橋:1790年(寛政2年)

石工:不明 

型式:単眼アーチ橋  壁石:正層積み(布積み、平行積み)

 

 2014年6月13日(金曜日)に初めて訪問して以来、お気に入りの石橋でこちら方面に来ると毎回寄っていました。2016年(平成28年)の夏の台風16号による豪雨で流失してしまい226年の歴史を終えてしまいました。

 翌年に確認に行ったのですが、その無惨な姿に愕然としました。久々に曽於市に来たので寄りました。

 以前あった看板が恒吉太鼓橋跡に変わっていました。

 

訪問日:2022年5月24日(火曜日)

 

恒吉太鼓橋跡

 

恒吉太鼓橋跡

 

恒吉太鼓橋跡

 

 かつて、岩川から市成へ通じる街道の長江川に、寛政二(1790)年三月に架橋されたアーチ式の石橋があった。恒吉太鼓橋と呼ばれていた。

 橋長15.5m、幅員2.8m、水面からの高さ7.5mで、橋面は石張り、手摺石(下流側は欠損していたため復元)があり、壁石は平行積みであった。

 当時は、岩川方面からこの石橋を渡り、北へ折れると地頭館へ、南へ折れると市成へ通じていた。

 鹿児島県内に残されているアーチ式の石橋としては最古級のものであったが、平成28年9月20日の台風16号により流失した。

 

曽於市教育委員会

平成29年5月建立

(※案内看板から引用)

 

 

恒吉太鼓橋跡

 

長江橋(昭和47年3月竣工)

恒吉太鼓橋跡の直ぐ上流側に長江橋が架かっています。

 

長江橋からの恒吉太鼓橋跡

 

おまけ

 

長江橋のプレート

 

恒吉太鼓橋が流失したのは、自然災害なので別にハジでは無いですよ!

 

 

空き家だった商店が倒壊していました。

 

復元も期待していたのですが・・・ 合掌。

 

Map

 

恒吉太鼓橋跡