熊延鉄道の遺構
(ゆうえんてつどうのいこう)
熊本県下益城郡美里町
熊延鉄道は、熊本県熊本市の南熊本駅から宮崎県延岡市への鉄道敷設をめざして1915年(大正4年)に着工したロマンある路線です。
1932年(昭和7年)に砥用町まで完成しましたが建設は中断され、自動車の普及により経営が悪化し1964年(昭和39年)に廃線となりました。
廃線から50年以上経ち、廃線跡にはトンネル、橋脚等などが少なくなりましたが残っています。
第二津留川橋梁跡
(だいにつるかわきょうりょう)
津留川に架かる橋梁
佐俣駅 - 釈迦院駅間
熊本市寄りから津留川に架かる2番目の熊延鉄道の橋梁跡で、二代目、三代目馬門橋のすぐ上流側に橋脚2基と橋台跡が残っています。2020年2月8日(土)、二俣橋を撮影していると三代目馬門橋周辺の伐採が行われ草木に覆われて見ることの出来なかった橋梁跡の全容が姿を表したと情報をもらい訪れたのですが、工事中のため近寄れませんでした。川床へは次回と思っていたのですが、新型コロナの影響で不要不急の外出を控えていたので、再訪に1年以上かかってしまいました。
ヘルメット着帽、命綱とロープ、スパイク長靴と厚手の手袋といった重装備で川床へ下りました。今回の散策では2回目の重装備です。工事中と違って、1年経っているので草木がかなり成長していました。草木に埋もれるのもそう時間がかからないようです。
※注)たまにこういった場所に古いロープが残されています。これは信用しない方がいいです。脆くなっていて力をかけるとすぐ切れるので大変危険です。手入れしたマイロープをお薦めします。
訪問日:2021年3月27日(土曜日)
第二津留川橋梁跡
第二津留川橋梁跡
第二津留川橋梁跡
第二津留川橋台跡
この存在は気付きませんでした。草木に覆われているので、馬門橋(三代目)橋上からは見えませんでした。
第二津留川橋台跡
老木の竹は脆いので、太い青竹を頼りに下ります。足元は滑りやすいので、ロープは必需ですね。
第二津留川橋台跡
第二津留川橋梁跡
第二津留川橋梁跡
第二津留川橋梁跡
第二津留川橋梁跡
第二津留川橋梁跡
第二津留川橋梁跡
第二津留川橋梁跡
第二津留川橋梁跡
手前は第二代目馬門橋橋台跡、第三代目馬門橋(RC橋)
1936年(昭和11年)3月竣功の第三代目馬門橋(RC橋)は車の通行は出来ません。両側に車止め有り。歩行は可能です。
Map
第二津留川橋梁跡