0319 再訪

石堂橋(せきどうばし)

[石堂川目鑑橋]

熊本県上益城郡山都町猿渡

 

筒川支流石堂川に架かる石橋

橋長:15.30m

橋幅:2.00m

径間:8.60m

拱矢:5.30m

架設:1859年(安政6年)11月

石工:不明(喜兵衛 氏と推測)

型式:単眼アーチ橋  壁石:布積み

 

 2014年7月以来の再訪になります。松尾橋から移動して来ましたが、下矢部郵便局から県道219号線を西進して来た方が分かりやすいです。山都町バス「今村バス停」から下った場所に架かっているのですが、道路崩落でバス停は移設されていました。以前この橋は、 三ヶ、葛原部落に行く主要な道路でしたが、現在は完全に廃道になっています。アーチ橋としては右岸と左岸に高低差があり、縦断勾配がある珍しい造りです。

 

訪問日:2021年3月27日(土曜日)

 

県道219号線

 県道のすぐ手前と先が道路崩落していましたが、補修工事は終了していました。広くなった場所に車を止め、ここからは歩きます。

 

ガードレールの切れ目から下って行きます。

 

下への集落への連絡道があったのですが・・・。かなり荒れてます。

 

 草藪になっています。嫌な予感がしたので、一旦車に戻りロープと剪定バサミ持参しました。

 

 道路が崩落したようで、護岸工事が施されていました。連絡道は完全に無くなっていました。下にあったお宅はどうなったんだろう? 後で確認で行ってみたいと思います。

 

民家との分岐道が分からなくなっていました。今では人の往来がないようです。

 

群生したシャガの花だけが迎えてくれました。

 

石堂橋が見えて来ました。

 

石堂橋

橋は無事のようです。一安心です。

 

石堂橋

 

右岸上流側からの石堂橋

 

=====案内看板=====

 

石堂橋


 この橋は、 三ヶ、葛原部落に行く主要な道路で、両部落の各戸から2匁宛出費して不足分は地元有志の寄付となっている。 橋には地伏石の一部が残り、橋全体が老朽化して危険な状態である。人夫250人を要している。

 

 

右岸からの石堂橋 橋上

 

石堂橋

 

石堂橋

 

石堂橋

 

この後、前回お世話になった下の民家に行ってみたいと思います。

 

 以前は普通に山道があったのですが、獣道みたいに荒れていました。途中の畑も完全に手が入っていないようです。下の民家はありましたが、空き家になっていました。またお話を聞きたかったのですが、残念です。

 

石堂橋

 川床に降りるのは橋下がかなり深みになっていたので長靴では無理そうなので今回も諦めました。この時期、まだ川に浸かるのは厳しいなぁ〜(笑)

 

石堂橋

 

石堂橋

 

石堂橋 拱頂部

落下しそうな石材があります。これはかなり厳しいなぁ〜

 

石堂橋(右岸)

 

石堂橋(左岸)

 

石堂橋

 

いつまでも見ていたい光景です。幸せな時間をありがとう。

 

Map

 

石堂橋