失われた路線跡を歩く
廃線・高千穂鉄道高千穂線 其の16
深角駅◀︎天岩戸駅▶︎高千穂駅
(あまのいわとえき)
天岩戸駅(あまのいわとえき)は、かつて宮崎県西臼杵郡高千穂町大字三田井にあった高千穂鉄道高千穂線の無人駅でした。天岩戸神社の最寄駅ではあるが、駅から約7 km、車で5分を要し、アクセスは便利とはいえなかった。ここも深角駅同様、高千穂鉄道線内では利用客が少なかった。駅名に「岩戸」とあるが所在地は「高千穂町大字岩戸」ではなく「高千穂町大字三田井」になります。単式1面1線片面ホームの棒線地上駅で、駅は渓谷の斜面に設置されています。また、延岡駅寄りは深い断崖絶壁で高千穂橋梁が架かっています。
1972年(昭和47年)7月22日 - 国鉄高千穂線の駅として開業。
1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により九州旅客鉄道(JR九州)に継承。
1989年(平成元年)4月28日 - 第三セクター転換により高千穂鉄道の駅となる。
2005年(平成17年)9月6日 - 台風14号による被害のため高千穂鉄道全線で運転休止。
2008年(平成20年)12月28日 - 槇峰 - 高千穂間の廃線に伴い廃駅。
2008年(平成20年)12月の全線廃止後も駅施設は残存。
2010年(平成22年)高千穂あまてらす鉄道が当駅から高千穂駅までの区間を遊具としてスーパーカートによる鉄道運行を開始した。
(※wikipediaから引用)
※追跡取材は行なっていませんので、取材時と立入禁止区域等、状況がかなり変わっていると思われますのでご注意ください。
天岩戸駅 駅名標
深角駅から天岩戸駅方面へ歩きます。
深角隧道
隧道内立入禁止なので、入口から撮影です。
深角隧道
深角隧道
深角隧道
形式:2号型 延長:169m00 設計:日本鉄道建設公団下関支社
施工:株式会社奥村組 着手:昭和42年11月10日 竣工:昭和46年3月31日
地図では、この深角隧道すぐ先には太平山隧道があるはずです。
太平山隧道
形式:2号型 延長:2,938m00 設計:日本鉄道建設公団下関支社
施工:株式会社奥村組 着手:昭和42年11月10日 竣工:昭和46年3月31日
天岩戸駅を対岸の太平山隧道を出た絶壁から見たかったのですが、自己責任とはいえ、無理はせず車で県道を周り込みます。実はトンネルは延長3Kもあり、長いので諦めました。(笑)
高千穂橋梁
全長353m、高さは105mあります。1972年7月22日の日本国有鉄道(国鉄)高千穂線日ノ影~高千穂間開業時に、供用を開始しました。元来、この付近は、五ヶ瀬川の支流となる中小の河川によって深い渓谷が形成されており、古来より交通の妨げとなっていました。国鉄では直線ルートでここの横断を目指した結果、このような高い鉄橋が出現する事になったそうです。
高千穂鉄道高千穂線の天岩戸駅~深角駅間(宮崎県高千穂町)に位置し、岩戸川の渓谷を跨ぐ3径間連続上路鋼トラス橋です。現役時代は日本において、最も水面からの高さが高い鉄道橋として知られていました。ずっと見ていると列車が通過しそうです。
高千穂橋梁
高千穂橋梁
初めて来た時は、県道237号線のこの高架下から駅に上がって行ったのですが、狭いクネクネ農道で車の切り返しが大変でした。
高千穂橋梁
線路の点検が行われていました。こういったアトラクションが好きな人は天職かも! 高所恐怖症の人には転職をお勧めします。(笑)
高千穂橋梁
高千穂橋梁
天岩戸駅からの高千穂橋梁
立入禁止になっています。柵が無くても歩きませんが・・・。怖!(笑)
天岩戸駅
天岩戸駅
天岩戸駅
天岩戸駅 列車時刻表
天岩戸駅から高千穂駅方面
後日、県道7号線側から来ると駅には立入禁止になっていました。
天岩戸駅
天岩戸駅
この先に第1栃股橋梁、第2栃股橋梁と続きます。(当時使用していたPCが壊れ、この頃のデータは全て見れなくなってしまいました。)
高千穂鉄道 路線跡 天岩戸駅方面
高千穂鉄道 路線跡 高千穂駅方面
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Map
天岩戸駅
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