世界遺産

寺山炭窯跡

(てらやますみがまあと)

鹿児島県鹿児島市吉野町

築造年:1858年(安政5年)2月

石工師:池田 氏、間 氏

6.00X5.00mのイチジク型の凝灰岩の石壁に

粘土をつき固めたドーム状の屋根が被せてあったと考えられます。

築造に関しては、紀州熊野の炭窯が参考にされたそうです。

 

※2019年6月後半の九州南部豪雨被害によって、

大部分が土砂崩れで埋没してしまいました。

国などと連携して修復予定ですが、めどはたってません。

 

訪問日:2018年4月1日(日曜日)

 

寺山炭窯跡

 

=====案内看板=====

 

寺山炭窯跡

(てらやますみがまあと)

 

 鹿児島湾に面した磯地区の集成館では、軍備や産業の近代化を推し進めるために大砲の鋳造(ちゅうぞう)やガラス製造などを行なっていました。原材料となる鉄やガラスの溶融(ようゆう)には1500℃に達する高温が必要で、石炭を産しない薩摩藩では燃料に木炭を使用していました。ここ寺山にはシイノキ、カシノキなどの原料と堅い雑木が生い茂っていました。島津斉彬(しまづ なりあきら)はここに大型の炭窯を3基築造させ、大量生産した木炭を集成館に運ばせました。その木炭は白炭(しろずみ)と呼ばれ、高温を発する上質なもの。現在は1基の遺構を見ることができます。

 

寺山炭窯跡

 

寺山炭窯跡

 

寺山炭窯跡

 

寺山炭窯跡

 

寺山炭窯跡

 

寺山炭窯跡

 

寺山炭窯跡

 

寺山炭窯跡

 

案内と警備? の方が二人常駐されているみたいです。

世界遺産なので、中には立ち入り禁止でした。