1944

舞鶴橋(まいづるばし)

 熊本県上益城郡山都町郷野原伊良野原

 

 小川に架かる石橋

 橋長:2.00m

 橋幅:1.80m

 径間:1.80m

 拱矢:1.00m

 架橋:1855年(安政2年)

 石工:卯助 氏、丈八 氏

 型式:単眼アーチ橋

 

 宮崎県五ヶ瀬町から熊本県山都町へ国道218号を西進し、道の駅清和文楽邑の手前約1kmから右折して、県道319号を道なりに北進、県道141号とのT字路を井無田から郷田原へ進み、組崎バス停の分岐を左折して北進します。消防団ポンプ格納庫と原野郷バス停前の分岐から右折して約50m先のカーブミラーを左折して下っていきます。現在は廃道になっています。

 

豆知識

 石工 喜八を親とする宇助(卯助)氏が長男で、弟に宇一  氏 と 丈八 氏がいます。卯助 氏は霊台橋を種山の石工総勢72名で完成しています。彼はこの工事収入が莫大だったようで、その後石工をやめ、父喜八 氏と移住し、大規模な農業経営をしたと伝えられています。弟の丈八 氏は矢部の通潤橋を手がけた業績が認められ、皇居二重橋等々、多くの石橋を完成しています。卯助 氏は橋本仙蔵、丈八  氏は橋本勘五郎と改名しています。

 

訪問日:2019年5月4日(土曜日)

 

舞鶴橋

 

 県道319号のカーブミラーから下ってきた場所です。水が引いてあれば諦めましたが、まだ荒起こしだったので、確認のため畦道を行ってみます。電柵があります。

 

舞鶴橋

完全に草に埋もれていましたが、剪定してやっと輪石がのぞきました。

 

舞鶴橋

 

舞鶴橋

小川の流れを変えて、現在は石橋の下には流れ込んでいないようです。

 

舞鶴橋

こちらも完全に埋もれていました。剪定して輪石のみ確認です。

 

舞鶴橋

 

舞鶴橋 拱頂部

 

舞鶴橋 橋上

 

Map

 

舞鶴橋