石橋／永山橋（熊本県菊池市）

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永山橋（ながやまばし）

県指定重要文化財

熊本県菊池市大字原字永山

菊池川に架かっている石橋

橋長：61.00m

橋幅：4.60m

橋高：17.00m

径間：20.40m

架橋：1878年（明治11年）

1823年（文政６年）架設の石橋は流失

石工：橋本勘五郎氏

型式：単眼アーチ橋

指定：1994年（平成６年３月16日）県指定重要文化財　指定

　現橋は明治に架け替えられた石橋で、旧永山橋は現橋より下流130mに架けられていましたが、1829年（文政12年）５月の洪水で流失しています。

訪問日：2014年９月７日（日曜日）

永山橋

＝＝＝＝＝案内看板＝＝＝＝＝

永山橋

（菊池市文化財指定：昭和45年２月13日）

（熊本県文化財指定：平成６年３月16日）

　旧永山橋は、現永山橋より130M下流に文政6年(1823年)に架けられたが、文政12年5月の洪水で流失している。現永山橋は、明治11年完成している。架橋は古老の武藤逸美氏は「私の祖父甚平に妻（祖母）がお嫁にきたのが明治9年であった。その年が着工の年で翌々年明治11年の春約２ヶ年の歳月を費して現在の橋を見るに至った」と語る。工事中一度枠組みに失敗して再度やり直したと伝えられている。当時、永山橋は熊本、合志、菊池と小国、豊後との交通上の要路で、この西方4kmの地点にある日田往還よりの立門橋と共に肥後と豊後の交易の要路上の重要な橋としての意義は大きなものがあった。石工は肥後八代種山手永の橋本勘五郎である。

　使用石材は近くの上崩迫より切りだして多くの石工、大工、人夫によって構築されている。明治4年に東京に召された橋本勘五郎は、江戸橋、万世橋、浅草橋等の眼鏡橋を架けて当時の東京市民の生活の便をはかっている。内務省土木寮測量士の辞令を貰い、その辞令によると、明治7年の日付けで「月給弐拾円也」となっている。永山橋は欄干の形状に特長があるといわれる。

規模　長さ61.0M　高さ17.0M

幅　4.6M　輪石45枚

環境庁・熊本県