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立門橋(たてかどばし)

熊本県菊池市重味字立門

 

柏川に架かっている石橋

橋長:75.00m

橋幅:3.60m

橋高:約12.00m

径間:20.40m

架橋:1860年(万延元年)

石工:宇一 氏

(橋本 勘五郎 氏の兄)

単眼アーチ橋

 

 国道387号を菊池市街地から約10km北上し、「菊池渓谷水の駅」を通過した立門地区のT字路をそのまま日田街道方面に進むとすぐ立門簡易局が有ります。簡易局の横に架かっています。(車の進入不可)

 

訪問日:2014年9月7日(日曜日)

 

立門橋

 

立門橋

 

=====案内看板=====

 

立門橋

 

 この橋は、菊池川支流の柏川に架けられた単アーチ橋と右岸側に平行して流れる用水路に架けられた持送り式桁橋からなる石橋で、菊池から上津江村を経て、小国を結ぶ旧街道の要衝の地にあります。

安政五年(1858)十月設計見積書が作成され、河原手永会所の伝作や惣庄屋小山三右衛門などにより郡代の中村庄右衛門に提出されました。

 これにより安政六年十月、細川藩に建設願書が出され、許可を得て同月に着工し、翌年の万延元年(1860)四月に完成しました。

石工長は宇一(橋本勘五郎の兄)で、架橋に関した当時の資料によると石工、大工、人夫の総人数は、5878人とする計画書が出されています。また、橋に刻まれた「立門」の文字は建設時のもので漆喰が塗り込まれています。

 橋の長さは75m 幅3.6m 高さ約12mで、下流側の両岸には流壊を防止するため、石垣積みにより補強がされており、大型の眼鏡橋として学術的にも貴重な橋です。

平成6年3月16日 県指定重要文化財  

平成10年7月 

菊池市教育委員会

 

立門橋

 

立門橋

 

立門橋

 

立門橋

 

立門橋

 

立門橋

 

立門橋

 

立門橋

 

立門橋

 

立門橋

建設時に漆喰で塗り込められた「立門」の大きな文字が刻まれています。

位置的には「門」、「立」になります。

今では草や木々で読み取れません。

 

県道45号側から立門橋

 

用水路の持送り式桁橋

 

用水路の持送り式桁橋

 

Map

 

立門橋