0281 再訪

2016年(平成28年)流失

 

故・恒吉太鼓橋(つねよしたいこばし)

鹿児島県曽於市大隅町恒吉

 

長江川に架かる石橋

橋長:15.50m

橋幅:2.80m

径間:7.50m

拱矢:4.50m

架橋:1790年(寛政2年)

石工:不明

型式:単眼アーチ橋

 

 2014年6月13日(金曜日)に初めて訪問して以来、お気に入りの石橋でこちら方面に来ると毎回寄っていました。昨年の夏の台風16号による豪雨で流失してしまい226年の歴史を終えてしまいました。

 

訪問日:2017年1月14日(土曜日)

 

故・恒吉太鼓橋

 

故・恒吉太鼓橋

 

恒吉太鼓橋

 

曽於市指定文化財(建造物)

昭和57年4月1日指定

 

 岩川から市成へ通じる街道の長江川に架かるこの橋は、寛政二(1790)年三月に架橋されたアーチ式の石橋である。太鼓橋とも呼ばれる。

 橋長15.5m、幅員2.8m、水面からの高さ7.5mで、橋面は石張り、手摺石(下流側は欠損していたため復元)があり、壁石はやや粗いが平行積みである。

 当時は、岩川方面からこの石橋を渡り、北へ折れると地頭館へ、南へ折れると市成へ通じていた。

 鹿児島県内に残されているアーチ式の石橋としては最古級のもので、技術の伝播を知るうえからも貴重な文化財である。

 

曽於市教育委員会

平成二十五年八月建立

 

故・恒吉太鼓橋

 

故・恒吉太鼓橋

 

故・恒吉太鼓橋

 

故・恒吉太鼓橋

 

故・恒吉太鼓橋

 

故・恒吉太鼓橋

以前は周辺に竹林が有りましたが、ほとんど倒木しています。

 

故・恒吉太鼓橋

流失を聞いた時は、川底が抉られて崩落したと思いましたが、

周辺の竹林が豪雨で倒木してしまい、アーチ部に叩き付けて

崩れたようです。まだ傷跡が残っていて痛々しいです。

 

 

 

在りし日の恒吉太鼓橋

 

Map

 

恒吉太鼓橋