鹿児島県で1番古いとされる石橋

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市指定有形文化財

平熊の石橋・石洗越

(ひらくまのいしばし・いしあらいごえ)

鹿児島県霧島市隼人町松永平熊

 

松永用水路に架かる石橋

橋長:3.60m

橋幅:8.00m

径間:3.20m

架橋:1777年(安永6年)

石工:不明  

単眼アーチ橋

 

 県道2号から県道475号を霧島方面へ北進して松永地区の松永農協を右折した道路沿いの松永用水路に架かっています。238年前に架けられた現役石橋です。

 

訪問日:2015年9月5日(土曜日)

 

平熊の石橋・石洗越

 

平熊の石橋・石洗越

 

平熊の石橋・石洗越

 

=====案内看板=====

 

霧島市指定文化財 有形文化財

平熊の石橋及び石洗越

(つけたり)石洗越の碑・水神碑

指定年月日 平成十七年七月六日

 

 平熊の石橋は松永用水に架かる石橋です。人が通常渡る目的の石橋というよりか、主に山手から流れ出た谷川水を越えさせるための石橋といえます。

石橋の上には石畳が敷かれ、谷川の水はこれを越えて二メートルほどの落差の落としで排水されています。

 用水に直接流れ込んでいた谷川水が、大雨の時には溢れて用水路を決壊させるので、現在の形に改造したものと、地元の人は伝えています。石橋の側の「安永六年(1777)丁酉二月 改造」と彫られた石洗越の石碑と宝暦十一年(1761)の水神碑は、石橋が造られた年代を指定する上で、欠くことのできない遺物です。

 石橋と石洗越が一体となった構造は非常に珍しく、江戸時代の土木技術を知る上でも貴重な遺産となっています。

霧島市教育委員会

 

平熊の石橋・石洗越

 

平熊の石橋・石洗越 改造碑と水神碑

 

平熊の石橋・石洗越

石橋の橋上は石畳が敷かれています。

 

平熊の石橋・石洗越

 

平熊の石橋・石洗越

春山川は石畳を流れ、下流側が2メートルの落差になっています。

 

平熊の石橋・石洗越

 

平熊の石橋・石洗越

 

平熊の石橋・石洗越

 

平熊の石橋・石洗越

 

Map

 

平熊の石橋・石洗越