設計の方向性 | {素}的思考の日記

設計の方向性

最近、毎日コンペのスケッチを書いてますが、描く絵は大学生の時とそんなに変わってないと思います。


大学の卒業設計で、自分の目指す設計思想を手に入れ、形にできたことは、今の自分にとっての財産になりました。


卒業設計の時の課題は確か「自然環境について考える美術館」というコンセプトが大学から提出されました。


みんながいろいろ形(デザイン)にこだわって奇抜な建築物を提出してくるのは、わかってましたので、自分だけは絶対形にははしらないぞ!!と決めて設計しました。


環境を考えると建築なんてほんとは必要ないもんだと思います。


そこで限りなく透明で、環境に隠れてしまう、見えない建築物にしようと。


消える建築・・・消える・・消える・・・・とひたすら考えた結果、「釣り糸」にたどり着きました。


釣り糸だけで建築をつくったら、きっとおもしろいぞ!!!って。


コンクリートも鉄骨も一切使わない、釣り糸を編みこんで、繭みたいな建築を作りました。


今みても、自分的にはオッケーです。ありです。


大学生でこんなことを考えてたなんて、ちょっと自分でもびっくりです。