大阪タワー | {素}的思考の日記

大阪タワー



通天閣は思ったよりかっこよくて、思っているよりはかなりダサい。
いやダサいというよりは安っぽい。

通天閣は名前で損してるなあと思うわけです。
「大阪タワー」「ニューワールドタワー」とか言ったりして、あんまり大差ないか。

通天閣を設計した人は内藤多仲といって、東京タワーも名古屋のテレビ塔も札幌のテレビ塔も要するに「全部」この内藤さん設計によるものです。

内藤さんは最初造船学を学んでいたが造船不況から建築の道に進んだそうです。
そういう経歴を知るとこの通天閣の頭頂部分の展望台のデザインはまるで戦艦の展望塔のデザインに通じるものがあります。

タワーというと東京タワーと思うので、それに比べるとあんまりにも「ミニチュア然」としたたたずまいなのですが、それもそのはず通天閣の高さは100メートルと東京タワーの三分の一にもおよびません。

ダサく感じる理由は胴体に「日立」の大きな文字があることです。(日立におつとめの方には申し訳ございません)結局この大きな文字によって「タワー」でなくて「広告塔」になってしまっているんですね。

いやすっぴんの通天閣はかなり八角形を基本においたシンプルで大胆なデザインだということに大阪に生まれて25年経ってはじめて気が付いたのです。