図書館から、カラオケ、そして商業施設へ

これは、お出かけの話ではなくて、
インターネットの話。


インターネットに触れ始めて、
四捨五入すると30年になる。


はじめの頃は、図書館のような感覚だった。
知らない世界がたくさんあって、
その専門家が専門のことを書いている感じ。

個人情報保護法とか、
そういうのがあまりなかった時代。


途中から、個人の意識が増えてきた。
自分の思いや、考えを発信する人が増えてきた。

けれど、それを見たくなかったら、
そこに行かなければいい。

カラオケで、自分の番じゃなかったら、
トイレに行く感覚。


最近は、商業施設のように感じる。

どこを見ても、
「あなたに足りないのはこれじゃない?」

「あなたに必要なのはこれじゃない?」

「こんなに楽しいことが、お金を払えばあるかもしれないよ」

「こんなに素敵なことが、お金を払えばあるかもしれないよ」


情報を見たいだけなのに、
やかましいくらいに、宣伝、営業、広告がある。

企業も、個人も。
知らない人も、友人も。

見ないために、お金を払う必要もある。

それで生活が成り立っている人も、
たくさんいるし、
その手軽さで便利になった私たちもいる。


ちゃんと調べると、
見たくないものを、
見ない設定にできる方法もある。


情報が眩しいと感じたら、
サングラスをしてみるのも、大事だなと思う。