とどめた言葉。


想いが募って、

「これは」と思って、思いついた言葉。


でも、いざ話そうとしたときに、とどまる。


"これは、わたしとあの子が幸せになれるのか?"


"この言葉を伝えることで、

わたしはどんな結果を望んでいる?"


答えは、違った。


たかしは、人の役に立ちたい気持ちと、

人から認められたい気持ちと、

人に求められたい気持ちが混同する。


今回は、認められたい・求められたい

が強かった。


本当に望んでいることは?


"望んでいることは…"


本当に望んでいる結果は?


"望んでいる結果は…"


本当に望んでいるのは、

話してよかったと思えること。


お互いが笑顔になること。


今は、その自信がない。


だから、一晩置こう。


一晩おいて、やっぱり伝えたいと思ったら、

改めて、伝えよう。


それが自分の本当の望みであるならば、

明日はきっと、もっと落ち着いた気持ちで感じられると思うから。


白と黒の間の、グレーの判断。

一旦置いておくという、新しい選択。


それは、中途半端なのではなくて、

第3の選択だと、たかしは感じたんだ。


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