「おい兄ちゃん どうしたからまれてんのか?」





俺と若者に近づいてきたのは柄の悪い2人組だった。








若者が

「いや… つうかこのお兄さんにちょっとぶつかっちゃったんすよ…」








俺はピンときた。





この若者にマリファナを売ってるのはコイツらだな、と。








柄の悪い2人組は俺と同年代か少し年上か…という感じで
1人は中肉中背でもう1人はひょろっとした背の高い目つきの鋭い男だった。









「がたい良いねお兄さん! 弱いモノイジメは良くないよ?」

目つきの鋭い方が言った。








「いやいや 別に絡んでるワケじゃないから。 足ガッツリ踏まれたからね俺。」

俺はありのままを言った。






すると目つきの鋭い男が俺に近づき





「よう おまえ格闘家か?」





と言ってきた。








俺は ヤバいバレたかな…


と思いつつも







「いや違うけど。」

と否定した。








その間にも若者はフラフラしている。








俺はそのとっぽい方に聞き返した。











「お兄さん達 ヤクザ?」








すると中肉中背の方が俺に顔を近づけ睨みつけ言った。











「だったらどうしようってんだ?」



















続く。