桜庭さんとのスパーが始まった。
桜庭さんは
のらりくらりと 動いてくる。
何秒過ぎだったろうか。
「あれっ!?」
いつの間にか 片足をタックルで持たれていた。
「グオオオンッ」
と 一気にグラウンドに持っていかれた。
全く反応できない事に頭が半分パニックだ。
腕十字だったかな……
タックルを取られ 寝技に持ち込まれてから1分くらいだったろうか。
俺はあっという間に腕を極められた。
そこからはもう
チョークやアームロックと立て続けに極められた。
まるで とてつもなく大きな“厚い鉄の壁”に挑んで粉砕したようだった。
「この世にこんな強い人がいるのか」
スパーが終わって1番に思った感想だった。
大人が、悪さをした6歳の子供をデコピンで泣かすように
軽くあしらわれ 何もできなかった。
その日何回スパーをしても桜庭さんに一蹴された。
小路さんも 同じように 一蹴されたようだった。
桜庭さんとは 余りの差がありすぎたため 逆に申し訳ない気持ちになった。
俺は ショックというより “未知との遭遇”のような 感覚だった。
それから何年か経ち、桜庭さんとも いい勝負が出来るようにはなったが、あの衝撃は 今も脳裏に焼き付いている。
最近はスパーをする機会がないが、桜庭さんはオレから見ても 体にダメージが蓄積されている。
田村選手との試合も残酷だった。
それは俺が桜庭さんの強さを知っているからだ。
2回目のシウバ戦は 85キロくらいの桜庭さんが93キロリミットいっぱいのシウバと互角の勝負をされていた。凄い事だ。
桜庭さんから教わった技術は今も練習でやるのに苦労する技もある。
それだけ桜庭さん独自の技術はもの凄いのだ。
今の桜庭さんは “意地”が現役を続けさせている部分があると思う。
負けず嫌いな桜庭さんはなかなか納得されないだろう。
“タイミング”という 天才的な技術を持つlegendは、一体あとどれくらい戦われるのだろうか。
桜庭さんのファンの一人として 秋山選手ともう一度戦うところが見たい。
あんなすげー人後にも先にも出てこないだろうな…
次回は 遂に 第3章に突入…かな?(笑)
桜庭さんは
のらりくらりと 動いてくる。
何秒過ぎだったろうか。
「あれっ!?」
いつの間にか 片足をタックルで持たれていた。
「グオオオンッ」
と 一気にグラウンドに持っていかれた。
全く反応できない事に頭が半分パニックだ。
腕十字だったかな……
タックルを取られ 寝技に持ち込まれてから1分くらいだったろうか。
俺はあっという間に腕を極められた。
そこからはもう
チョークやアームロックと立て続けに極められた。
まるで とてつもなく大きな“厚い鉄の壁”に挑んで粉砕したようだった。
「この世にこんな強い人がいるのか」
スパーが終わって1番に思った感想だった。
大人が、悪さをした6歳の子供をデコピンで泣かすように
軽くあしらわれ 何もできなかった。
その日何回スパーをしても桜庭さんに一蹴された。
小路さんも 同じように 一蹴されたようだった。
桜庭さんとは 余りの差がありすぎたため 逆に申し訳ない気持ちになった。
俺は ショックというより “未知との遭遇”のような 感覚だった。
それから何年か経ち、桜庭さんとも いい勝負が出来るようにはなったが、あの衝撃は 今も脳裏に焼き付いている。
最近はスパーをする機会がないが、桜庭さんはオレから見ても 体にダメージが蓄積されている。
田村選手との試合も残酷だった。
それは俺が桜庭さんの強さを知っているからだ。
2回目のシウバ戦は 85キロくらいの桜庭さんが93キロリミットいっぱいのシウバと互角の勝負をされていた。凄い事だ。
桜庭さんから教わった技術は今も練習でやるのに苦労する技もある。
それだけ桜庭さん独自の技術はもの凄いのだ。
今の桜庭さんは “意地”が現役を続けさせている部分があると思う。
負けず嫌いな桜庭さんはなかなか納得されないだろう。
“タイミング”という 天才的な技術を持つlegendは、一体あとどれくらい戦われるのだろうか。
桜庭さんのファンの一人として 秋山選手ともう一度戦うところが見たい。
あんなすげー人後にも先にも出てこないだろうな…
次回は 遂に 第3章に突入…かな?(笑)