で セコンドに 何故か元空手講師のアホがついた試合。
痛み止め飲んでテーピングで固めて試合。

もうね 試合するつもりなしで来日して 急にやけくそで試合して いい試合が出来るわきゃない。
心ここにあらずで ちょうどニコラスさんと打撃ばっかりやってた俺は 覚えたての打撃で何故か打ち合い。
もう動きはバラバラ。

1ラウンド終わってタオル投入だからいいや みたいな最悪のメンタル。そして残り1分ないときセコンドの元空手講師が
「最後だ いけぇっ!!!!!」

はい 残り何秒かのとこでパンチもらってはい、失神。

またやりました。無駄な敗北を。
相手も思った通り強い選手だったのは間違いない。しかも試合後向こうのギャング同士の抗争が始まり、ピストルの打ち合いに発展。その後の試合が全てキャンセルというなんともお粗末な大会に。だけど ホントね アホだよねオレは…

試合後に、試合前「こんくらいの相手に勝てんとあれやぞぉっ」とか偉そうな事言っていた詐欺師さんが
「あの選手どんくらい?」
もう君には掛ける言葉もないよ(笑)

で なんか 怪我してんのによくやった みたいなムードしか残らず 日本へ。

日本へ帰ると 某有名ブッカーさんが電話をかけてきた。
その人からオーストラリアの日本人ブッカーが日本の某団体でムチャクチャな不義理をしたという事を聞かされ、
「アイツは高瀬君がプライドに出て名前があるから、オーストラリアの選手の名前を上げるため 何が何でも試合をさせたかったんだよ!高瀬君は利用されたんだよ!」と言われた。 あぁナルホドね、って思ったよ。
そんなの事務所が普通、そういう悪いプロモーターから本来、守るべきなのに どうしようもない未経験者の馬鹿しかいなくて 悪いプロモーターを助長するハメになってんの(笑)

今思い返してもはらわたが煮えくりかえるよ。

まぁプライベートで足を引っ張られヤケクソになって試合した俺にも問題あるけどね。

そしてこの最悪コンビはまたまた物凄い事をやってくれます。

と その前に ヒーローズに上がる話しが来た事を書かないとな。

オーストラリアの大惨事が終わり 社内でも詐欺師がちょっとおかしくないか?という風潮が出てきた。
気付くのおせー(笑)
そして同時期に社長から「会長が石井館長に話してヒーローズ交渉してるから準備だけちゃんとしておいて!」と言われた。
よし やった! と思って練習に打ち込んでいた俺。

試合が決まる直前の事、スパーで軽く右ローキックを蹴った際に「ブチっ」と音がした。
足をつくと激痛が。
やばっ!なんだこれ!?と思って当時ニコラスさんとこにいた打撃トレーナーに言ってみると
「いやあ よくありますよ 」っていうもんだから 練習を続けると とてもじゃない痛みが襲いかかってきた。 これはヤバいと練習を引き上げ 速攻病院に。

そしてその最悪な診断は…


続く