今回は簡単に作図できる空間立体表現のひとつ、
アイソメトリックメ図法(以下アイソメ図)の書き方の解説です。
インテリアコーディネータ―2次試験にも出題されることもあります。
アイソメ図の特長
・寸法が三角スケールですべて測って作図ができる
・使う線は30°、(と反転した30°)、と垂直線で結んで立体を表現する
・30°・60°の直角三角定規の斜辺と垂直辺を使って作図する
・建築空間の壁2面と天井を外し、上から見下ろしたようなアングルとなる
それでは作図していきましょう。
↓アイソメ図に起こすサンプルの寝室の平面図です。(以下の寸法数字は㎜単位です。)
・平面寸法は3600×3600(作図便宜上内法面押さえです)
・天井H2400、ドアH2000、窓H1000の高さ・腰壁部分もH1000とします
・ベッドマットレスH400、ナイトテーブルH400、オットマンH350とします
このプランの手前の壁2面と天井を外し、上から見下ろしたようなアングルで書きます。
1 床を書く
水平線を引き、その線上の任意の位置から30°の斜め線を引き
3角スケールで3600×3600の位置をポイントして4辺を結びます。これが床面となります。
(原図は1/50で作図しています。)
2 壁を書く
床の左右・上のいずれかの角から垂直線を引き、天井高さ2400の位置をポイントして
30°の斜め線と垂直線で奥2面の壁を作図します。
アイソメ図は手前の2面の壁を外した状態を表現します。
3 ドア、窓のアウトラインを書く
平面図を参照し、三角スケールで位置、寸法を測ってポイントしながら
ドア、窓のアウトラインを書きます。線は30°の斜め線と垂直線です、
4 家具の床面投影面を書く
平面図を参照し、三角スケールで位置、寸法を測ってポイントしながら
家具(ベッド、ナイトテーブル、オットマン)の床面投影面を書きます。
線は30°の斜め線です。
5 家具のアウトライン(立方体)を書く
三角スケールで高さ寸法をポイントしながら
家具(ベッド、ナイトテーブル、オットマン)を立方体に立ち上げます。
線は30°の斜め線と垂直線です。
6隠れ線を整理、細部の書き込み
実際には現れませんが作図のために必要だった隠れ線を整理します。
隠れ線は消すか、目立たない薄くて細い下線であればそのまま残しておいてもよいです。
同時に細部や、他のインテリアエレメントを書き込みます。完成!
いかがでしたでしょうか。
アイソメ図は手順をつかめば比較的簡単に書けると思います。
パースと違い、手前のものも奥のものも同じ大きさになるので遠近感は表現できませんが、
おおまかな空間像は充分伝わると思います。
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このブログと同じ寝室のプランですので見ながら勉強されると良いかと思います。
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