変拍子、慣れていないと、全然捉えられない・わけがわからず頭がパニック、という状態に陥り、曲のノリもリズムもメチャクチャになってしまう人は少なくないと思います。
ということで、今回は、ドラムだけに限ったことではないし、ちょっとレベルの高い話になってしまうかもしれないですが、変拍子を上手に捉えるには?というのを考えてみます。
先日動画が公開されたばかりの、ジャズピアニスト・上原ひろみさんの新曲「ALIVE」が、曲中の大部分を“16分の27拍子”というとんでもない変拍子が占めているにも関わらず、非常にポップかつクールでカッコいいというコトで、ちょいと話題になってます。
上原ひろみ「ALIVE」ビデオクリップ
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さて、“16分の27拍子”、ちゃんと捉えられましたか?
正直、このテンポ、このフレーズで、「“16分の27拍子”を捉える」・「その意識を持ち続ける」のは、かなり難しいと思います。
では、どうすれば、この変拍子を上手に捉えられるでしょうか??
律儀に、ひたすら16分音符のリズムを追いかけて捉えるのもそれはそれでアリですが、もう少し簡単に・わかりやすく捉える方法はないでしょうか。
僕は、馴染みがあって捉えやすい“4分音符基調の拍子”(4分の4拍子や4分の3拍子など)をベースにして考えるのが良いんじゃないかと思います。
つまり、“4分の○拍子”から、どこかが消えている・増えている、という考え方をすると、変拍子は捉えやすくなるんじゃないかと思うのです。
「ALIVE」の場合、
“16分の27拍子”を分解すると・・・
“16分の16拍子”+“16分の11拍子”
になりますね。
“16分の16拍子”=“4分の4拍子”ですから、
攻略すべきは、“16分の11拍子”の部分をどう捉えるか、に集約されます。
“16分の11拍子”に最も近い、4分音符基調の拍子は、
“4分の3拍子”(=16分の12拍子)ですね。
“4分の3拍子”とは、『“4分の4拍子”から、1拍分、抜け落ちている』とも言えます。
そして、
“16分の11拍子”とは、『“4分の3拍子”の3拍目から、16分音符1つ分、抜け落ちている』と考えるのが、分かりやすいんじゃないかと思います。
ようするに、「ALIVE」の“16分の27拍子”フレーズは、
<“4分の4拍子”+“(4分の3拍子-16分音符1つ)”で1まとまりになっているフレーズ>
であって、
そのフレーズを、『いち・にい・さん・しい・・・』と数えた時に、
『いち・にい・さん・しい・ごー・ろく・しt』
(『タカタカ・タカタカ・タカタカ・タカタカ・タカタカ・タカタカ・タカタ』)
になっている、という捉え方です。
この、<4分の○拍子からの足し算・引き算>のような考え方は、変拍子を捉えるうえでとても役に立ちます。
例えば、比較的ポピュラー音楽に組み込まれることの多い“4分の5拍子”なんかだと、<“4分の3拍子”+“4分の2拍子”>あるいは、<“4分の4拍子”+1拍>、という捉え方が、曲のノリやリズムを掴みやすいんじゃないでしょうか。
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※4分の5拍子、例①・渋さ知らズ「Fight on the corner」(動画は、チョビ渋のライブ演奏のものです)
※4分の5拍子、例②・ジムノペディ「カッソウ色のパール」「針の揺れ方」
人それぞれに変拍子を捉える際の考え方は様々にあるとは思いますが、一例として、変拍子の苦手な方への参考になれば幸いです。
