リングス【回転】


1992.01.25、WOWOWで見たこの大会が自分の人生の1つの転機となった。


自分ら世代の関東以外の人間で、キックボクシングに興味を持っていたのはかなり少なかったんじゃないかな?


当時ブームだった?UWFですら殆ど見れなかったので、そんなに詳しくは知らなかった。ただ、UWFが新日本プロレスに参戦するようになってからは、抜群の知名度を得た時思うが、それでも新日本を出てからはテレビでも殆ど放送されなかったので、興味は全く無かった。


そんな自分であったが、ボクシング、タイソンを観るために加入したWOWOWで偶然放送されていたRINGSに出会う。そして旗揚げ第2回目から見始めた。大して興味も持たなかったが、正道会館の注目選手、佐竹雅昭が参戦してくるとの解説を聞いて佐竹に興味を持った。


まぁ、これは高柳さんだったかな?RINGSの解説者の宣伝の仕方が上手かったのだろう。RINGSという場に佐竹という人物が上手くマッチしたのかも知れないが、参戦前から非常に気になり、雑誌のバックナンバーで調べ始めたぐらいだ。これが今の昭和キック研究への最初の一歩だったのではないだろうか?


RINGSに参戦してきた佐竹は、非常に地味だった。キックボクシングが始まった1966、67年頃にあのような戦い方ではきっと人気は出ないまま終わっていただろう、、、。まぁ、佐竹はハンス•ナイマンとの正道空手での試合だったのだが、とにかく地味にしか映らなかった。それよりも、自分は柔道をしていたとは言え、全く寝技に興味のなかったのだが、ロシアの軍隊、ブラックベレーの教官というヴォルク•ハンに凄く興味を持った。不気味な足取りで怖く見えてね、、、。


そしてリングスの次期大会が、上のポスターの興行だった。そこで出会ってしまったのがキックの帝王ロブ・カーマン。


正味、華麗な技に魅せられたのは事実だが、解説でカーマンを褒めまくるのも自分には刺さったのだろう。前田日明の空手の師匠田中正悟の誉め殺しにもだいぶ影響があっただろう。


和歌山の自分世代の人間は、格闘技雑誌を読んでいる人間がいたとは言え、まだ通販などもそんなに使ってる奴も知る範囲では周りにいなかったし、キックボクシングの映像をビデオ購入してまで見てる奴も知らない。ブルース・リーか佐山聡(タイガーマスク)ぐらいだろう、蹴りと言えば。


しかし18歳の時にロブ・カーマンを見てしまった自分は、大きく人生を変えられてしまった。


ついでに書いておくが、打撃格闘技に真剣に好きになったのは、中学2年の時に同級生の久保君に、マイク・タイソンパンチアウトていうファミコンのカセットを2500円で売ってもらい、タイソンを知ったのがボクシングにハマったきっかけ。そして初めてタイソンの試合をテレビで見たラリー・ホームズ戦以降は、喧嘩で左フックとワンツーを使ってたね笑。今じゃ全く使わねえワンツーだぜ笑


まぁ、キックボクシングにハマったきっかけは、キックの帝王ロブ・カーマンというブログ。


普段研究してる内容から、70歳ぐらいの人間だと思われているようだが、違いますよ!