タロットの起源は、15世紀から18世紀後半にかけてその形を本格化しており、イタリアが発祥地ではないかと言われております。占術として完成されて、まだ200年程の歴史で、日本に入って来たのは、戦後のことで約45年ほど前と歴史は、浅い占いです。手相占い、姓名判断、易、占星術と比較すると、かなり新しい占術と言えます。
カードは美しい絵のカードで、その種類は数々あり、美術品として収集している方もいるほどです。78枚のカードで構成されております。「大アルカナ」22枚と「小アルカナ」の合計78枚をもって「フルデッキ」と呼ばれています。「アルカナ」とは、ラテン語で、「神秘」「秘密」の意味です。
22枚で占う方も、78枚の全部のカードで占う方も、いらっしゃいます。基本的に、私は、78枚で占っております。大アルカナと小アルカナの違いは、以下のような事です。
大アルカナの22枚のカードは、人生における運命的な事を暗示します。小アルカナの56枚のカードよりも重要なメッセージを伝えているのです。占いで、大アルカナのカードが多く出たとするならば、あなたは人生においての運命的な将来を示していると思われます。大アルカナのカードは、0 のカード「愚者」からスタートして最後の「世界」に至るまでのを、人生の旅として、カードで捉えていると言われています。あなたの人生のライフステージを表現しているとして、強力で深い意味や大きな概念をも含んでおります。
小アルカナの56枚のカードは、日常の出来事や状況の変化の動きを示します。心の変化や日常の決断を助けるため動きなど、主に現実的な面を表しています。小アルカナのカードは、杖（ワンド）、杯（カップ）、剣（ソード）、硬貨（ペンタクル）の4つの絵柄から成り立ち、それらはあなたの過去、現在、未来に起こった出来事やこれから起こるかもしれない障害、あなたへの助言などを暗示しています。そして、4種類のコートカード（ペイジ、ナイト、クイーン、キング）は、相談者自身やこれから出会う人物などとの関わりを表していることがあります。小アルカナのカードは大アルカナが示した意味の補佐としての役割や意味を表している場合も多く、小アルカナにより、カードの深い解釈ができるのです。
タロットの基本的な話は、ここ迄にしておいて、
実占での話に移ります。
42歳のお綺麗な主婦のお話です。
家族構成は、旦那さんと奥さん、それに女の子が1人の3人です。
特に、彼女には、職場でよくある人間関係、それ以外、差し迫った悩みは有りませんでした。相談としては、職場の話と家族との将来性、この先うまく進んで行くのか問題は無いのか？です。カードを展開すると、ご主人との関係がマンネリ化と出ました。
子供さんに、関しては問題なしです。職場の人間関係もいずれ解決と出てました。
しかし、
あれ？ご本人の健康状態に、問題ありとカードに出てます。
そこで「健康状態に、問題ありです」と伝えて「健康的に問題が無いか調べたが良いですね。特に婦人科系と腎臓です」と伝えました。
彼女は、ビックリしたように「実は、会社の健康診断で、腎臓の再検査を指摘されていて、明日、検診に行く予定なんです」との事。「早く行って検診されたが良いですね」と告げました。実はカードの対策に、危機を避けられるとの意味合いのカードが、出ていたのです。
その後、彼女は、精密検査に行き腎臓の病名が分かり医師から「早く見つかって良かったね。難病に指定されてるけど、早期なので大丈夫」との太鼓判を押されたそうです。今は、所定の手術も終わり、薬での治療、経過も良いみたいで、仕事に復帰して、ヨガの教室に、元気に通っていらっしゃるみたいです。
彼女から私へのメールの内容、原文のままのコピーです。
【ありがとうございます。
やっぱり腎臓内科に行ってよかったです。タロットのお導き
発症後２年で診断ついたのはとても有効だと教授からも言っていただいたので先生の指示に従い自分のできることを頑張ります。】
昨年の出来事ですけど、現在は復帰されて、とてもお元気です。
