病は医師の言葉から!
病は気からといいますけど、確かにそうですよね。精神的なものが、かなり影響します。自分は元気だと思っていても、朝、会社に行こうと思って、家をスタートすると、途中で会う知人とか、通勤で何時も出会う人、そして会社に着いてからも、会う人が皆んな『顔色悪いね。どこか体調がおかしいのではないの?』と何人もの人から言われたとします。夕方に会社を退社する頃には、病人になってしまいます。
私の場合で話すと、福岡に住んでいた21歳の時です。
かなり不規則な生活をしてました。中洲が近い冷泉町に住んでいました。夜遅くまで飲み歩くことも有り。ある日の休日、急に具合が悪くなり、近くのクリニックに駆け込みました。自分でも、説明できないほど意味不明の気分の悪さでした。
初めて行った クリニックのドクターから、血圧を計られ『高血圧症ですね』と言われ又、高血圧?どうしたら良いか不安は増して寝込んでしまいました。今なら、そんなふうに中途半端な説明の診察をされると、この医者はヤブ医者だと思いますが、当時は、無知ですから『高血圧!』信じきってしまい。具合は、ますます悪くなりました。
今思うと、不規則な生活と不規則な食事による1時的な血圧の変動、自律神経失調症みたいなものでしょうね。
その次は、30代なかばの頃です。やはり仕事に忙しく、ストレスも多く、時々、胸が息苦しい感じ、脈の飛ぶ様な感じがありました。もともと身体に神経質なタイプなんです。この頃は、熊本市に住んでいました。この症状の為、近くの中規模の病院に行きました。その病院の循環器科の先生を受診したのです。早速『心電図を取りましょう』と当然なりますよね。循環器科なのに聴診器を当てることもされません。脈を手で触れてみる事も無し、そして、早速、心電図、当然、症状が出てない時の心電図2~3分では、異常も何も見つかりません。そうすると、そのドクター曰く『24時間心電図をとりましょうね』24時間ホルター心電図をつけて 1回目に異常なし、その後、5回ほど、24時間心電計をつけましたけど異常は無し。
そして6回目の時です。体調も良くなり、明るい感じで気分も良好でしたので、6回目の心電図の結果を聞きに、後日、病院に行きました。すると心電図の資料を見て、先生がなかなか口を開きません。重い暗い口調で『この心電図の波形は、心室性期外収縮の連発が出ているので、とても危険です。この病院では、判断はできません。大きな病院を紹介しますから、そちらで精密検査を受けて下さい。』と言われましたので、その場で、さっきまで元気だったのに、精神的にショックを受けて、車を運転する気にもなれずタクシーで、真っ青な顔で自宅まで帰りました。その後、何年も経過してのちに、わかったのですが、今の医学では、その波形が出ていてもあまり問題では無いそうです。
その次は、先日ブログに書きました。腹部大動脈瘤です。これは早期発見されて良かったと思っています。現在は、無事に手術も終わり、人工血管に置き換えて、私の寿命より、人工血管のほうが長持ちするそうです。(笑)
この時も、最初、発見していただいた医師から『腹部大動脈龍があります。早急に手術をしたがいいですね。破裂したら大変なことになります。当然その場で動けなくなります。
白衣を着たドクターから、言われる言葉は、患者の胸に突き刺さります。その上、状況を聞いても医者がはっきり言わない。言えない?そうなると、患者はますます不安になります。医者がハッキリ自分の見解を言わないと患者は、詳しく調べると言うだけでは、患者はますます不安になります。また、患者に伝える言葉は、患者が不安にならないように、十分に配慮して言葉を選んで、発言すべきだと思います。
私は、医者の言葉は100パーセントは、うのみにはしません。インターネットで詳しく調べます。医者から重大な病気かもしれない大きな病院で検査してほしいと言われると患者は不安になります。医者はもっと、言葉に気をつけて発言すべきだと思います。
医者の言葉が100パーセント信用できないのは、これまでいろんな病院にかかった経験からなのですが、1番、私がショックを受けたのは、以下の話の内容です。
私は、お客様の接待の為に、お城の見える料亭の部屋を予約しました。お客様より早く行って待つことが接待の基本です。その時は、ちょっと早く着きすぎて、1時間ほど待つことになりました。そのフロアには、2部屋しかありません。当然VIPルームですが部屋の仕切りは、襖一枚でしたので、隣の部屋の話は、まる聞こえです。
なにやら、隣の部屋では、話が始まっていました。話の内容からすると、5人程度の医師の食事会みたいでした。その話の内容とは『救急の担当で、夜勤の時、患者が運ばれてくるとの連絡が入ったので、嫌だなぁと思った。でも、別の病院に回るとの連絡が入ったので安心した』とか、患者をいい加減に扱っている話のやりとりがほとんどでした。この時、思いましたが確かに、良心的な医師も多いですけど、このような内容の会話のやり取りをする。ヤブ医者連中もいると言うことがよくわかりました。
医者は、患者のことを考えて発言すべきであり、また患者が不安に思う事については、安心できるように、説明すべきだと思います。患者の精神的なケアも、考えて、発言をしないと、患者は不安になってしまいます。そうすると病状は悪化します。一般の内科医、外科医でも、患者の身になって、病状の説明をしてもらいたいものですね。