福島見学・支援ツアーに参加しました。今回の企画は、磐城からの前橋への避難者で、群馬での脱原発の取り組みを活発にすすめているT治S江さん(どこかで講演を聞いたことがあるかもしれません)の「福島を忘れないで下さい。今の福島は明日の群馬です」という叫びに感じて、「この目で福島を見よう」と思い立った企画です。
北関東道から常磐道に入ると、今も湾曲が強く、走ると揺れます。2年まえと変わっていないなあと思いました。
楢葉は、少しかたずけがすすみ、除染でだた土や草がいたるところに積まれています。そして天気がいいのに、洗濯物も布団も干してありません。まだ、実際には住める環境ではないようです。そして、三月から立ち入りが可能になった富岡は、入れば一気に3マイクロシーベルト。畑には雑草が生い茂り、津波の被害の住宅も手つかずです。駅前には通学用の自転車が放置され自販機は荒らされ、悲しくなります。除染の為、皮をこそぎとられた桜が哀れでした。
仮設住宅では、余りの環境の悪さに、絶句。お米や野菜を貰って涙するおばあちゃんに、私たちもホロリとします。偶然、東電の保障説明会が行われていました。立ち入り禁止が解かれると、保障が打ち切られるとのっ説明を思い出し、怒りが湧きました
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たくさんのことを学び、たくさんのものを見た、充実の一日でした。