の続き
爪は爪母という組織で爪を作っています。
その爪母が大き過ぎる人がいて、
指に対して爪が大き過ぎる人がいます。
大き過ぎる爪は骨が当たらない面積が多いので、
爪が巻きやすくなります。
今回の方は超大きい方でした。
肉の中は触れず、どうしようもないので
爪自体を小さくしないといけません。
これはもう美容の分野ではなく、
医療の分野になるので、お医者さんに頼みに行きました。
いつも懇意にして頂いている
岡山済生会病院のスーパーDr.AZ先生にメールして予約とってオペしてもらう事にしました。
自分も勉強になるので許可頂き取材させてもらいました。
爪と肉をしっかり剥がして、
爪を根元まで切ります。
取れました。
長い綿棒にフェノール液を浸して突っ込んで焼きます。
洗います。
時間的には両足して30分でした。
早いです。
さすがスーパーDr.AZ
これからしばらく傷口が治るまで病院に通って頂き、
3ヶ月後
ちょっと押しても激痛が走っていたそうですが、
その激痛も無くなりました。
あとは、
爪が薄いので、爪の補強と、
爪がまっすぐ生えてくるようにと、
横の肉が盛ってくるのを抑える為に
プレートを貼って補正しておきます。
あとは伸びて横の肉が正しく戻れば良くなる事でしょう。
ネットでもたまに巻き爪ケアをする人達で
「病院の手術は絶対にしてはいけません。」
と言う人がいます。
そんな事はありません。
手術が必要な巻き爪はたくさんあります。
薬が必要な巻き爪もたくさんあります。
問題なのは、
手術が必要にないのに手術をされた巻き爪。
手術が必要なのに手術を悪だと思い、手術を勧めずいつまでたっても良くならず痛い思いをしている巻き爪。
手術を勧めたがDr.の腕が下手、巻き爪の知識がないDr.が手術をする。
そして失敗。
これからは
美容関係者は、医療が必要な巻き爪は早い段階での見極めと知識の勉強。
医療関係者は、たかが巻き爪と思っているDr.が多いので、
正しい巻き爪の手術方法を勉強していく事。
お互いに良い連携をしていければ巻き爪で困っている人がもっと減っていくと思います。