巻き爪の手術を何度もしたけど結局良くならず。


爪も正しく伸びて来ないので、
「次は骨を削ろう。」
と言われたけど、もう嫌。

と言う事で、山口県から来てくれました。











ちなみに18歳女子です。


病院で巻き爪が痛いと行くと手術をする場合があります。

手術方法は色々ですが、考え方は、

巻いている部分を取ってしまえば、巻いて来ないだろう。

という考え方です。






爪の根元に『爪母』という組織がありまして、
ここに栄養が運ばれると、爪を作ることが出来ます。



爪母は肉の下に隠れているので、見えません。

切開して爪母を切って取ります。






爪を取ってしまうので、爪は細くなります。


この爪は多分両方巻いていたので、両端を切って取って巻かないようにしようと思ったのだと思います。



しかし、爪母を全部取ることが出来ず、残ってしまっい、爪が3枚になって伸びて来たのだと思います。




では今後どうするか?

今ある爪を伸ばしていくしかありません。






まずは見た感じこの爪は邪魔かな??
と思いました。




この爪が真ん中の爪を圧迫して伸びるのを邪魔しているのではないか?

という事で、この爪を削って取ってみました。




予想では真ん中の爪と左の爪は離れているだろうと思っていたのですが、

意外とくっついていました。




反対側は、

残念ながら離れています。



ので、この爪は3枚になっているのではなく、
2枚で、左端が変形していたようです。

このまま放っておいて、伸びて来れば良いのですが、

また変形するかもしれないし、
爪も弱っているので、
爪の補強と、爪が前に伸びるように道を作りました。







この爪を育てて



こんな感じで2枚になりますが、持っていこうと思います。
まだ若いですから、
「将来新しい技術でこの爪の隙間も埋めれる技術が出来るよ!」
と言っておきました。

本人もご両親も
「もう諦めていたので、希望が持てました。」

と言ってくれました。