この案件について、嘆願書、ネット署名にご協力くださった多くの皆様、

拡散してくださった団体、個人の皆様に心からお礼を申し上げます。

 

皆様からいただいた署名は、前橋地方検察庁に届けてあります。

直接前橋地方検察庁に嘆願書を送ってくださった皆様、感謝いたします。

 

7月28日に犯人の処分が決まりました。

 

略式起訴

罰金10万円

 

あまりの処分の軽さに、全身の力が抜けました。

これまでの動物虐待の判例と比べても、かなり軽い判決となってしまいました。

皆さまは、この判決をどうお感じになりますか?

 

あの子達の叫びは、司法には届かなかった。

動物愛護の高まりとは裏腹な現実を突き付けられました。

 

新型コロナ感染拡大の日本ですが、ステイホームによって、

家族の絆を改めて感じ、犬や猫の存在もいかに大切か?

を実感する方が増えていると感じる昨今。

まだまだ、司法の世界では、動物は『物』なのですね。

このギャップを埋めていくのは、私たちの使命だと、思いを新たにしました。

 

100歩下がって考えれば、

私たちがこのご遺体を見つけなければ、あの子達は誰かが片付けて、

何も無かったように、ゴミに出されていたのでしょう。

「犯人はこのまま逃げて、捕まらないかもしれない」と、絶望した時もありましたが、

逮捕に至ったことは、群馬県警、沼田警察署の捜査関係者の皆様へは

感謝の言葉しかありません。

 

動物虐待については、犯人を逮捕して罰を与えれば良いものでは無く、

発生させない為の、抑止力が必要であり、動物虐待の定義が整っていない

日本では、今は法の裁きが大きな抑止力です。

 

多くのボランティア団体や個人が、動物虐待は犯罪であり、

許されない行為であると、地道に草の根的に積み上げて来た努力が、

この判決で全て崩された感さえあります。

まだまだ頑張らねば。

 

ご賛同、ご声援いただいた皆様、

本当にありがとうございました。

 

NPO法人群馬わんにゃんネットワーク

理事長 飯田有紀子