みなかみ町で私たちが発見し、

動物虐待で告発した犯人が、7月8日逮捕されました。

 
 

容疑者

埼玉県在住 無職

田沼貴幸 46歳

 

2019年10月4日に初めてその現場に行き、

メンバーが大量の猫の死体を発見し、警察に通報。

 

10月5日にも現場に行き、更に2匹のご遺体を発見し、警察に通報。

 

↑(下駄箱や段ボールに隠してあり前日発見出来なかった)

 

生き残っている猫の避妊去勢のため再度立ち入った

11月6日にも、更に1匹のご遺体を発見し、警察に通報。 

↑(ゴミ袋に入れられていた為、発見が遅れた)

 

警察発表では、十数匹となっていますが、

実際には、形を留めていないご遺体や、

大家が既に片付けてしまったご遺体も多数あり、

総数50匹以上が犠牲になっています。

 

容疑者の田沼貴幸は、猫に水や食事を与えず、周りの人を

 『猫は毎日夜に世話をしに行っているから大丈夫、

  生きているから心配するな』

 『もうすぐ動物愛護団体を立ち上げるから、そうずれば

  すぐに寄付が集まり、猫の避妊去勢も全て出来るから』

と騙し続け、行方をくらまし、すべての猫を意図的に殺しました。

 

猫は、室内の何ヶ所にも分けて入れられていました。

そして、出入り口は、すべて開かないように鍵が取り付け

られていたり、釘が打ち付けてありました。

 

あまりの悲惨な現場に、ボランティアは、言葉を

発する事も出来ませんでした。

形を留めていない骨のかけら1つ1つに…

部屋中の散乱している毛に…

 

ごめんね…。

と繰り返す事しか出来ませんでした。

 

容疑者が逮捕されても、あの子達の命は戻らない。

でも、私たちは真実を知りたい。

 

田沼貴幸を告発した時に、報道の方々から

「なぜ告発に踏み切ったのですか?」

と聞かれました。

 

逆に、あの現場を見て、大量のご遺体を見て、

犯人が逃げている状況で、

告発しないという選択肢はあるのですか?

 

二度とこのような事が繰り返されない事、

容疑者が二度と動物を飼わない事を願います。

 

容疑者逮捕は、ゴールではなく、

やっと第一歩を踏み出せた気持ちです。

 

沼田警察署、群馬県警の容疑者逮捕にご尽力いただきました

関係者の皆様に、心から感謝をしています。

 

 

NPO法人群馬わんにゃんネットワーク

理事長 飯田有紀子

 

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