みなさん、こんにちは。



さて。
10/19の大分合同新聞でも掲載されたのですが、
このたび、「九州スポーツ医歯学研究所」なるものを設立いたしました!
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これ↑ロゴ。パクってないよ(笑)



なに?それ?……って思う方が大半でしょう(笑)


私が歯科医師になってからの20数年間、
ずっと携わってきたのが「スポーツ歯学」という分野です。

このスポーツ歯学と言うのは、
いわゆるスポーツ選手が口の中に入れているマウスガード(マウスピースとか、マウスプロテクターとも言います)を作ることと、全身の運動能力とかみ合わせには密接な関係がありそれを研究することが主軸と言えます。
特にコンタクトスポーツと呼ばれるラグビー、ボクシング、バスケットボール…をやってる選手・愛好家には、歯を外傷から守る…という点では大きな効果を発揮します。

マウスガードには、市販のものと入れ歯を作る時のように歯型を採って歯科医院で製作するカスタムメイドマウスガードとがあります。

「市販のものでいいんでしょ?」って言われる方がいると思いますが、大間違い(笑)

市販品とカスタムメイドでは、別モノ…と言えます。
場合によっては、市販品のマウスガードで歯を折ってしまうこともあるんです。

もちろん、装着感もカスタムメイドマウスガードの方が、外れないし、かみ合わせはシッカリしてるし、慣れれば喋ることも十分可能です。(←入れ歯と同じで、慣れるまではしゃべりづらい。慣れてしまえば、普通…です(^^))

↓これがカスタムメイドマウスガード。
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↑歯型にぴったりフィットします♪(^^)


と、かみ合わせと全身の運動能力との関係。

これ、実は密接な関係があるんです。

歯並びが良い人、悪い人、いろいろいらっしゃると思います。
この差……だけでも、人は全身のバランス能力が違います。
歯並びが良い人の方が、いわゆる軸ブレ…が少ないんです。

「じゃー、歯並びが悪ければ、スポーツ下手なのかよ?」っておっしゃるかもしれませんが、
ヘタなのではなく、パフォーマンスをする時に、歯並びが良ければやらなくてもいいことを、歯並びが悪い人は無意識にやらなくてはならず=ムダな動きが増える…ってコトです。

実験では、バランス能力を検査する時に歯並びが悪い人にかみ合わせが整うマウスガード(オーラルアプライアンスと言いますが、)を装着するとバランス能力が向上する…というコトが分かっています。


みなさんはスポーツをする際に、奥歯をぐっと噛み締めてやっていると思いますか?

これも、実は大間違い。

人はパフォーマンスする時には、アゴをズラして噛んだりする人はいますが、噛んでない場合がほとんどです。

グッと奥歯で噛み締めるとパフォーマンスって落ちるんです。

こーゆーこと……が、スポーツ歯学です♪(^^)

こーゆーことを応用すれば、
高齢者の転倒防止にも繋がるのです。

こういう正しい知識って、
実は歯科医師でも知っている人はそんなに多くはありません。
ましてや「マウスガード入れて奥歯で噛み締めれば、上手くなるよ!」なんて言う人も居たりします。

大きな大間違いです。

正しい知識や、正しいマウスガードの形、作り方…などを研究し、多くのスポーツ愛好家、アスリート、医療関係者のみなさんに啓発したい。
また応用して、高齢者の転倒防止を一例でも減らしたい。

そんな想いで、九州スポーツ医歯学研究所は立ち上げました。

これから愛好家やアスリートのサポート活動を積極的に行い、さらには高齢者の転倒防止にもかみ合わせからのアプローチで寄与できればと考えています。

まだまだスタートしたばかりですが、
出来る限りのことはやろうと思っています。

みなさま、よろしくお願いいたしますm(_ _)m


それでは!(^^)



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