緊急更新 第11報:7月29日から現在までのノイズについて | 地震前兆電波★千葉流山観測点★

緊急更新 第11報:7月29日から現在までのノイズについて

流山観測点の08月17日から現在までの観測状況は下記の通りです。
0817-31-03
概況:


[ノイズ状況]


8月20日のプログでお知らせしたとおり、
8月16日から続いた、ノイズが高い状況は、
8月20日に一度収束したように見えましたが、その後再び、
ノイズが高い状態になり=ノイズρ、
8月23日にはB型ノイズの、ノイズσ、ノイズτを観測し、
8月24日にもB型ノイズの、ノイズυを観測した。
20日の例もあるので、明日以降のノイズ状況を見てみないと確定は出来ないが、
25日のノイズ定常レベルは、概ね15mVで、
TV視聴時のノイズレベルも、極端に高くなることがなく、正常に戻っており、
一連のノイズが高い状況は、収束したのではと思われる。



[地震の発震状況]


19日から、関東のフィリピン海プレートに起因すると思われる
地震を、気象庁の一元化情報から抽出し、グラフに記載してみたが、
8月13日から始まった、千葉県東方沖での群発地震は、
8月18日を境に、ほぼ収束傾向にあると思われる。


この群発地震は、フィリピン海プレートと陸のプレートが、
千葉県東方沖で、南北にスロースリップを起こして発震した地震群であったのだが、
そのスロースリップによって南北に先進した千葉県東方沖付近のプレートとの整合性をとるために、
その後、8月19日からは、
栃木県北部や東京湾から静岡県西部にかけて、陸のプレートやフィリピン海プレートで小さな地震が続いている。


これは、同じく、フィリピン海プレートと陸のプレートが南北にスリップして発震した、
関東大震災の時にも見られ、その時は、
最初に神奈川県西部(小田原)で、ドッカンと急激にスリップして、
その後、それに引きずられるように、
山梨県中・西部、東京湾、千葉県東方沖 でM7クラスの余震が6イベント発生している。


今回は、規模こそ違うが、その逆で、最初に千葉県東方沖 でスロースリップを起こし、
それに引きずられる形で、神奈川県西部、山梨県中・西部、東京湾で、
小さな地震が起きて、陸のプレートやフィリピン海プレートが動いているということである。


この現象は、発震機構が同じ、南北に圧力軸を持つ逆断層型であった
2002年の千葉県東方沖の群発地震の際にも見られており、
その際の神奈川県西部の最大地震は、
2002年10月1日09:05:54 35゜25.7'N 139゜1.1'E D23km M:3.3 震度2
であった。


また、このように千葉県の西のエリアで、
表層の、フィリピン海プレートの活動によって地震が起こる場合は、
南から北に押しているフィリピン海プレートを、太平洋プレートが東から西に押し、
フィリピン海プレートが西に屈折することによって、引き裂かれ、出来た裂け目である
平塚沖から三浦半島にかけての相模トラフにも影響を及ぼし、
フィリピン海プレートが北進することにより、その下の西進する太平洋プレートとの境界で、
深さ100km前後の深発地震が発生するモノであるが、
2002年の群発地震の際には、M4.2、M:3.9の地震が発震しているが、
今回の群発地震では、まだ見られていない。




予測モデルAに基づく、今後の地震活動の見通し:


1.流山観測点周辺におけるM5未満の地震について


下記、「2.M5以上の地震について」で、まとめて行っています。



2.M5以上の地震について


まだ、もう数日様子を見てみないとわかりませんが、
千葉県東方沖のスロースリップによって南北に先進した千葉県東方沖付近のプレートとの整合性をとるために、
8月19日から続いていた、

栃木県北部や東京湾から静岡県西部にかけて、陸のプレートやフィリピン海プレートの地震も、
8月24日には、かなり減少し、やや収束傾向を示しているように思いますが、
現段階ではまだ、8月16日に提示した、予測モデルAに基づく今後の地震活動の見通しについて、
変更はありません。