流山観測点での、07月17日から07月27日までのノイズについて
流山観測点での、07月17日から07月27日までのノイズ観測状況をお知らせします。
流山観測点の07月17日から07月27日までの観測状況は下記の通りです。
予測モデルAに基づく、ノイズの解釈:
まず始めに、
6月19日のブログでお知らせしましたとおり、
流山観測点は機材更新を行いまして、新システムでの運用が開始されたばかりで、
観測ノイズが正常であるかどうか、
旧システムでの予測モデルAが、そのまま適用できるかどうか
のデータ収集の最中です。
従いまして、
ただいまの流山観測点のデータから導き出される予測は、
データの校正中と言うこともあり、
機材更新前と比べて、信頼度がまだ3割、4割程度と思われます。
新しいシステムに移行してから、まだ1ヶ月も経っていない状況ですので、
ハッキリ言って、ほとんど、観測経験からのカンのみ・・と言っても良い予測であることを
ご了承ください。
大きな地震につながる可能性が高いA型ノイズについて:
7月1日から現在までに発生したA型ノイズと大きな地震を時系列で並べると、
下記の通りになります。
7月03日ノイズC(A型と確定)
7月05日ノイズD(?判定中)
7月07日ノイズG(?判定中)
7月12日ノイズJ(?判定中)
7月16日新潟上中越沖M6.8
7月16日京都府沖M6.7
7月21日ノイズM(A型と確定)
7月22日ノイズN(A型と確定)
7月26日インドネシア付近M7.0
7月27日ノイズR(A型と確定)
前述したように、流山観測点では機材を更新したため、
更新後に、グラフで表されるノイズの形が、
機材更新前と、同じ形で現れるのか
を検証中です。
上記のA型ノイズと思われたノイズの内、
C、M、N、R、は、
更新前の基準で言えば、確実にA型ノイズの形状
でありますが、
D、G、J、は、
いずれもノイズ観測時間が長いモノでありながらも、
鋭い立ち上がりの後に、針状のノイズが続く
という形のノイズであり、これを、
日本近傍でM6以上の大きな地震の可能性があるA型ノイズと分類するか、
流山観測点近傍でM5未満の地震の可能性があるB型ノイズと分類するか、
新しく、上記と別の基準の地震の可能性があるC型ノイズと分類するか、
の検討中です。
どちらにしても、確実にA型であるノイズが
インドネシアの後も観測されていますので、
日本の近傍、広範囲における、M6以上の地震が発生する可能性は、
まだ、続くモノと考えています。