流山観測点での、07月01日から07月16日までのノイズについて
流山観測点での、07月01日から07月16日までのノイズ観測状況をお知らせします。
流山観測点の07月01日から07月16日までの観測状況は下記の通りです。
概況:省略
予測モデルAに基づく、ノイズの解釈:
まずは、被災された方へ、心よりお見舞い申し上げます。
6月19日のブログでお知らせしましたとおり、流山観測点は機材更新を行いまして、
新システムでの運用が開始されたばかりで、観測ノイズが正常であるかどうか、
旧システムでの予測モデルAが、そのまま適用できるかどうか
のデータ収集の最中であったため、情報の公開が出来ませんでした。
まだ、データ校正中のため、確実なことは言えないのですが、
7月3日のノイズCが、中越沖M6.8、
7月5日のノイズDが、京都府沖M6.7
の対象ノイズではないかと推測しております。
もしもそれが正しかった場合、大きな地震につながる可能性が高いA型ノイズは、
7月7日にノイズG
7月12日にノイズJ
が再び現れていますので、もしかしたら、また日本の近海でM7前後の地震が発震する可能性があります。
十分に注意が必要でしょう。
次に、M5未満の流山観測点近郊での地震についてですが、
今のところ、前駆ノイズと思われるようなB型ノイズは観測されていません。
しかし、中越沖M6.8の地震の際に、流山周辺でも震度4の揺れを観測していることから、
この地震によって、近辺の地殻にも何らかの影響が出ていることも十分考えられますので、
これも、しばらく注意が必要でしょう。
最後に、
ただいまの流山観測点のデータから導き出されている上記の予測は、
データの校正中と言うこともあり、
機材更新前と比べて、信頼度がまだ3割、4割程度と思われます。
新しいシステムに移行してから、まだ1ヶ月も経っていない状況ですので、
ハッキリ言って、ほとんど、観測経験からのカンのみ・・と言っても良い予測であることを
ご了承ください。